天然居士の独り言

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島・・・

2023年02月15日 18時34分42秒 | 日記
 昨日、政府が日本全国の島を35年ぶりに数え直した結果、
 総数がこれまで公表されてきた6852から1万4125に
 倍増する見通しであることが、
 関係者への取材で分かったとの記事がありました。
 地図の電子化に伴い調査精度が大幅に向上し、正確に把握できたためです。
 国土地理院が最終的な調整を進めていて、
 数は変動もあり得るとの事で、
 最終的な数字は3月に公表されるとの事です。

 政府はこれまで海上保安庁が1987年に公表した島の数を
 幅広く使ってきました。
 国連海洋法条約では
 (1)自然にできた陸地(2)水に囲まれている
 (3)満潮時でも水面上にある
 上記3点が島の定義です。
 当時の海保の調査では縮尺2万5千分の1の海図を基準に、
 外周が100m以上の島を手作業でリストアップしました。
 湖の島や川の中州などは含まれていません。

 今回は地理院の2022年の電子国土基本図をベースに
 コンピューターで自動計測したとの事です。
 人工的に作られた埋め立て地などを除外するため、
 過去の航空写真などと照合しました。
 条件に合致する島は小さいものを含め10万以上見つかりましたが、
 外周100m以上の島を選び出したとの事です。

 島の数が増えたのだから、国土の面積も増えるような気がしますが、
 国土の面積は同じ電子国土基本図が基になっているため、
 変更はないとの事です。
 領海の広さも、
 政府が領海の外縁を根拠付ける国境離島を別途調査しており、
 今回の調査は影響を及ぼさないとの事です。

 今回の調査で最も多かったのは、
 長崎県の1479で、北海道の1473、鹿児島の1256と続いています。
 続いて、岩手県の861、沖縄県の691までがベスト5です。
 海なし県の、栃木・群馬・埼玉・山梨・長野・岐阜・滋賀・奈良の8県は
 当然0ですが、
 大阪湾に面した大阪府も関西空港などは人工島ですから0です。

 多少の増加は分かりますが、
 今のこの時代に倍増と言うのには驚いてしまいました。
 まぁ外周100mと言うとかなり小さいですが。

 島と言えば、最近、中国の山東省出身の女性が交流サイトで
 「日本の無人島を買った」と投稿して、話題になっています。
 購入したのは、沖縄本島から20kmほど離れた、
 面積0.74㎢、周囲約5.3km、標高12mの屋那覇島です。
 この女性が所有しているのは5割程度のようで、
 島は私有地と村有地が混在し、砂浜の大部分は村有地との事です。
 中国人が絡むと熱くなる人が多いですが、
 僕には、その理由がよく分かりません。
 中国人が所有していても、日本の国土で、日本の法律が適用になります。
 かつて、バブル華やかなりし頃、
 日本人や日本企業が、アメリカのニューヨークの
 ロックフェラーセンターやエンパイア・ステート・ビルを購入して
 話題になりました。
 それに近いものかと思っていますが、どうなのでしょうね?

コメント
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