LRTは、light rail transitの略称で、次世代型の路面電車です。
どこが次世代型なのかは、よく分かりませんが。
JR宇都宮駅と宇都宮市の東側の芳賀町の芳賀・高根沢工業団地を結ぶ
14.6kmのLRTの工事が進められて来て、
軌道の工事が終わって、試運転が行われています。
宇都宮市内では、かねてからこのLRTについては賛否両論があり、
市議会に対して、反対派住民からの住民投票を求める請求が行われて来ましたが、
市議会で認められませんでした。
市長選でも推進派の現市長と反対派の候補で争われて来ましたが、
現職の市長の壁が厚く、推進派の候補者は負けて来ました。
僕は、今もって反対です。
宇都宮駅と東側の工業団地などを結ぶ路線になりますが、
人口の集積の少ない所を通る事になりますので、
採算が取れずに、後年度の市の財政に大きな負担になるだろうと思っています。
LRT整備事業の直接的な前身にあたる「新交通システム構想」のルーツは
1987年(昭和62年)にまで遡るとの事ですが、
2001年(平成13年)4月、新交通システム検討委員会は
鬼怒川左岸地域とJR宇都宮駅を結ぶLRTを導入する方針を固めています。
その後2015年に運営会社が設立され、
2017年度着工、2022年3月開業の整備スケジュールが発表されました。
しかし、実際に工事が着工されたのは、2018年5月で、
2023年5月の開業を目指していましたが、それも遅れて同年8月となっています。
事業費の積算も杜撰なのか意図的に低く出していたのか分かりませんが、
当初の約485億円が約684億円と1.5倍に膨らんでいます。
とにかくLRT事業は、遅れながらも路線の工事が完成し、
11月17日から車両の試運転が始まりました。
そして、その2日目、報道などでご存知の方も多いかと思いますが、
脱線事故を起こし、線路周辺と車両も損傷する事故を起こしました。
安全に運行出来るかどうかを試すのが試運転だとの言い方もあるでしょうが、
それにしても何をやっているのかと言う気になります。
しかも、設計速度時速15kmのカーブに時速13kmで入って事故になったと
報じられています。
これを聞くと、本当に大丈夫なのかと言う気になります。
前述の工事費の見直しの際、多くの項目で増になっていますが、
唯一、軌道(レール等)構造の仕様を見直しが27億円の減額になっています。
これが影響したのでしょうか?
宇都宮市は、今日になって、緊急事態を想定し、本来は通らないルートで、
車両を停留場に戻すテストをしていたと言っているようですが、
それは言い訳のような感じがします。
どのルートでも安全でなければなりません。
ともかく、試運転2日目の脱線事故ですから、
慎重に事故原因を究明して欲しいと思います。
事業が遅れに遅れ、経費が膨大に膨らむなど、多くのケチがついていますが、
このような事業は順調に行かないものだと感じました。
また工事費が増えて、赤字が広がるのだろうと思います。
どこが次世代型なのかは、よく分かりませんが。
JR宇都宮駅と宇都宮市の東側の芳賀町の芳賀・高根沢工業団地を結ぶ
14.6kmのLRTの工事が進められて来て、
軌道の工事が終わって、試運転が行われています。
宇都宮市内では、かねてからこのLRTについては賛否両論があり、
市議会に対して、反対派住民からの住民投票を求める請求が行われて来ましたが、
市議会で認められませんでした。
市長選でも推進派の現市長と反対派の候補で争われて来ましたが、
現職の市長の壁が厚く、推進派の候補者は負けて来ました。
僕は、今もって反対です。
宇都宮駅と東側の工業団地などを結ぶ路線になりますが、
人口の集積の少ない所を通る事になりますので、
採算が取れずに、後年度の市の財政に大きな負担になるだろうと思っています。
LRT整備事業の直接的な前身にあたる「新交通システム構想」のルーツは
1987年(昭和62年)にまで遡るとの事ですが、
2001年(平成13年)4月、新交通システム検討委員会は
鬼怒川左岸地域とJR宇都宮駅を結ぶLRTを導入する方針を固めています。
その後2015年に運営会社が設立され、
2017年度着工、2022年3月開業の整備スケジュールが発表されました。
しかし、実際に工事が着工されたのは、2018年5月で、
2023年5月の開業を目指していましたが、それも遅れて同年8月となっています。
事業費の積算も杜撰なのか意図的に低く出していたのか分かりませんが、
当初の約485億円が約684億円と1.5倍に膨らんでいます。
とにかくLRT事業は、遅れながらも路線の工事が完成し、
11月17日から車両の試運転が始まりました。
そして、その2日目、報道などでご存知の方も多いかと思いますが、
脱線事故を起こし、線路周辺と車両も損傷する事故を起こしました。
安全に運行出来るかどうかを試すのが試運転だとの言い方もあるでしょうが、
それにしても何をやっているのかと言う気になります。
しかも、設計速度時速15kmのカーブに時速13kmで入って事故になったと
報じられています。
これを聞くと、本当に大丈夫なのかと言う気になります。
前述の工事費の見直しの際、多くの項目で増になっていますが、
唯一、軌道(レール等)構造の仕様を見直しが27億円の減額になっています。
これが影響したのでしょうか?
宇都宮市は、今日になって、緊急事態を想定し、本来は通らないルートで、
車両を停留場に戻すテストをしていたと言っているようですが、
それは言い訳のような感じがします。
どのルートでも安全でなければなりません。
ともかく、試運転2日目の脱線事故ですから、
慎重に事故原因を究明して欲しいと思います。
事業が遅れに遅れ、経費が膨大に膨らむなど、多くのケチがついていますが、
このような事業は順調に行かないものだと感じました。
また工事費が増えて、赤字が広がるのだろうと思います。