天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

謝罪・・・

2020年01月14日 18時03分58秒 | 日記
 昨日は、調べものをしていて、日記を書く余力が無くなったため、
 日記などは休ませて頂きました。
 昼寝をしてしまったと言うのもありましたが^^

 昨日、西日本新聞が報じた内容によると、
 麻生太郎副総理兼財務大臣は13日、福岡県直方市で開いた国政報告会で、
 「2千年の長きにわたって、一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」と
 述べたとの事です。
 西日本新聞では、昨年4月に法律として
 初めてアイヌを「先住民族」と明記した「アイヌ民族支援法」が成立しており、
 麻生氏の発言は不適切との批判を浴びる可能性があると結んでいました。

 麻生大臣は今日の閣議後記者会見で、自らの発言について
 「誤解が生じているなら、おわびの上、訂正する」と述べたと報じられています。
 これを読んで、果たして誤解が生じているのかなと思いました。
 誤解が生じているのではなく、
 アイヌ民族支援法の成立を忘れていただけのような気がします。
 そのように素直に言って謝れないのが不思議でなりません。

 綸言汗のごとしとの中国の言葉があります。
 皇帝が一旦発した言葉(綸言)は、かいてしまった汗が体に戻すことができないように、
 訂正することができないという意味です。
 皇帝など国家の支配者の発言は神聖であり絶対無謬性を有するとされ、
 臣下が疑念や異議を差し挟むことは不敬とされました。
 このため、一旦皇帝から発せられた言葉は仮に誤りがあっても、
 それを訂正することは皇帝が自らの絶対無誤謬性を否定することになり、
 皇帝の権威を貶めてしまうためタブーとされてきました。
 もちろん、この言葉は昔の中国の事であって、
 現代の社会情勢に合う訳ではありません。
 現代では、論語にある「過ちては改むるに憚ること勿れ」の方が相応しいと思います。
 率直に誤りを認めて、謝る事が正しい事だと思います。

 論語には、「小人の過つや必ず文(かざ)る」との言葉もあります。
 品性の卑しい人は、過失を犯しても改めようとせず、
 きっと言い訳をしてごまかそうとするとの意味です。
 この言葉から、色々と思い浮かぶ事がありますが、
 書くと長くなりますので、止めておきます。

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