天然居士の独り言

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夏越の大祓・・・

2022年06月30日 19時59分11秒 | 日記
 今日は6月30日、今年も半分が終わった事になります。
 もっとも、厳密には今日は今年に入って181日目で、残り184日ありますから、
 丁度半分ではないのですが、些細な事はどうでも良いでしょう。

 神道では、6月と12月の晦日に、犯した罪や穢れを除き去るための大祓を行います。
 6月の大祓を夏越の大祓、12月の大祓を年越の大祓と言います。
 701年(大宝元年)の大宝律令で正式な宮中の年中行事に定められたとの事です。
 この日は、朱雀門前の広場に親王、大臣、京にいる官僚が集って
 大祓詞を読み上げ、国民の罪や穢れを祓ったとの事です。
 その後百年ほどは盛大に行われ、更にそれなりに続いていましたが、
 応仁の乱の頃から行われなくなったようです。
 江戸時代の1691年(元禄4年)に再開され、次第に広まったとの事です。

 夏越の祓では「茅の輪くぐり」が行われます。
 氏子が茅草で作られた輪の中を左まわり、右まわり、左まわりと
 8の字に3回通って穢れを祓うものです。
 今では多くの神社で見掛けますが、僕が小さい頃に見た記憶がありません。
 たまたまこの時期神社に行かなかっただけなのか、どうも不思議です。
 茅の輪くぐりは、蘇民将来の伝説に基づくもので、
 だとするとスサノオノミコトを祀る神社の行事のような気がしますが、
 神社全体の行事になったようですね。
 いつ頃から広まったものなのでしょうか?

 今年は、年が明けてすぐにコロナの感染者が急増しましたし、
 ロシアのウクライナへの侵攻が起こり、
 これにより急激な物価高などに見舞われています。
 僕にとっても、お袋が他界しましたし、その他色々な事が起こりました。
 そんな事から、近くにある二荒山神社に参拝して置こうかとの気になりました。
 二荒山神社は100段近くの階段があります。
 大丈夫かな?とも思いましたが、
 近くまで行く用事があったので、午前中の早い内に行って来ました。
 混んでいるかと思いましたが、時間が早かったせいか、
 余り人がいなくて、待たずに茅の輪くぐりが出来ました。
 これで、今年の後半は穏やかな年になるでしょうか?

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