アームチェア・ディテクティブ・・・

　ミステリーの１種類に

　アームチェア・ディテクティブ（Armchair Detective）があります。

　安楽椅子探偵とも言われていますが、

　現場に赴くなどして情報を収集することはせずに、

　室内にいたままで、新聞記事などから与えられた情報のみで

　事件を推理する探偵、あるいはそのような趣旨の作品を指します。

　1970年代前半に、ＴＢＳ系列で放送されていた、

　「鬼警部アイアンサイド」と言う番組がありましたが、

　レイモンド・バーが演じるアイアンサイドが、

　アームチェア・ディテクティブの典型ですね。

　もっとも、アイアンサイドには、捜査に当たる部下がいましたが。

　僕はミステリー好きですが、当然の事ながら、捜査出来ませんし、

　新聞やテレビ、あるいはネット以外の情報手段がありません。

　正に、アームチェア・ディテクティブの訳ですが、

　連日報道されている那須町の遺体損壊事件について、色々考えてみました。

　暇と言われればその通りです。

　事件が起きたのは４月16日でした。

　22日にも日記に書きましたが、

　あの時はもっと早く解決するかと思っていました。

　しかし、意外と時間が掛かっていますね。

　それだけ複雑な事件なのかも知れませんが。

　そして、これも意外なのですが、

　連日ＮＨＫの全国ニュースで報じられています。

　捜査当局が、情報を小出しにしているからなのかも知れませんが、

　その意図もよく分かりません。

　この事件、遺体を焼損したのも、その理由が分かりません。

　遺体を密かに処理するのならば、

　穴を掘って埋めれば良かったと思うのですが、

　隠す意図はなかったように感じます。

　とすると、見せしめの意図があったのでしょうか？

　それにしては、場所が余りにも辺鄙な所と言う感じがしますが。

　遺体の処理に1000万円を超える金額が動いたのも理解出来ないでいます。

　遺体処理の相場があると思えないですが、それにしても高額だと思います。

　被害者となったご夫妻を殺害して1000万円以上の利益がなければ、

　赤字になってしまいますが、

　損得勘定とは次元の違う事件だったのでしょうか？

　実行犯とされている２人が殺害に及んだのかどうかも、

　明らかになっていません。

　現段階で逮捕されている４人は、いずれも遺体損壊容疑です。

　また、いずれも被害者夫婦との接点がないと報じられています。

　そうなると、更に指示した人物がいる事になります。

　その人物にまで捜査が及び、動機などが明らかになるでしょうか？

　いずれにしても、まだ事件の全容が分かっていません。

　早く解明されて、ニュースで那須町の名前が出なくなれば良いと思います。

　なお、明日は所用により日記などを休ませて頂きますので、

　お含み置き下さい。