天然居士の独り言

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個人的な信頼関係・・・

2017年02月12日 20時48分04秒 | 日記
 日本の外務省は総理大臣に個人的な信頼関係を構築させる事が好きなようです。
 僕は、どうもこの方針が変だなと思っています。
 国と国との関係を、個人の人間関係に矮小化させているような気がしてなりません。
 個人的な関係を重視し出したのは、
 中曽根元総理とレーガン大統領以来のような気がします。
 特に安倍総理になって、度重なる外遊の際に常に出て来るのが
 訪問国首脳との個人的な信頼関係の構築と言う言葉です。
 更に、先日のロシアのプーチン大統の訪日においても、
 個人的な信頼関係を築くために、
 プーチン大統領を安倍総理の故郷の山口県にまで連れて行きましたが、
 結果は両国の関係にほとんど前進した感じはありませんでした。
 それほど個人的な信頼関係を築きたいのならば、
 一番に中国の習近平主席と築いて欲しいと思いますが、
 それは全く念頭にないような気がします。

 今回の安倍総理は、エアホースワンに乗れて、トランプ大統領とゴルフをして、
 大変仲良しになった感じもしますが、
 今回の訪米で決まった事と言えば、尖閣諸島に日米安保の対象とする事位で、
 経済関係などは、麻生副総理とペンス副大統領との経済対話に任され、
 あたかも次の日米首脳に託されたような印象です。

 尖閣諸島問題は、日本のアキレス腱のような問題です。
 アメリカが守ってくれなければ、
 これまでの安倍総理の中国敵視外交が根底から覆ってしまいます。
 アメリカは、この点を見透かしたのでしょう、
 先に安全保障上の恩恵を与えておいて、
 経済政策で日本に譲歩を強いる作戦のような気がしてなりません。

 イギリスのフィナンシャルタイムズは、
 「(トランプ氏の発言は)予測が付かず、
  安倍氏は関係を強めることに夢中になるべきではない」との
 識者の談話を掲載しました。
 日本のマスコミは、政府発表を鵜呑みにして、信頼関係出来たと喜んでいるだけのようで、
 もう少し冷静に見極めた方が良いような気がします。

 因みに、僕は政府とは関係ありません。
 どなたとでも個人的な信頼関係を築きたいと思いますので、
 宜しければ、いつでもご連絡下さい^^
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