天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

獺・・・

2017年08月18日 19時24分24秒 | 日記
 昨日、琉球大学は、長崎県対馬で今年2月6日に
 カワウソの動画を撮影したと発表しました。
 環境省が7月に実施した調査でふんなどを採取し、分析した結果、
 カワウソのDNAが検出されたとの事です。
 ニホンカワウソは明治時代まで川辺に広く生息していましたが、
 毛皮を目的とした乱獲などにより減少し、
 国内では1979年に高知県内で目撃されたのを最後に生息が確認されておらず、
 2012年に絶滅種に指定されていました。
 カワウソの生息が国内で確認されたのは38年ぶりとの事です。

 今回撮影されたカワウソは、二ホンカワウソなのか、
 朝鮮半島から渡って来たユーラシアカワウソなのか、
 まだハッキリとはしていません。
 環境省が7月から調査に入っていて、
 発見したふんのDNAでは、韓国で確認されている種に近いとの事ですが、
 ふんが古くて詳細な分析は出来ていないようで、
 今後の調査で結論が出ると思います。
 絶滅したとされた二ホンカワウソだとすると、
 これまでも生存の噂がありましたが、大変素晴らしい事だと思いますし、
 たとえ、ユーラシアカワウソだとしても、
 日本で野生のカワウソが生息している事は、貴重な事だと思います。

 タイトルは敢えて漢字を使いました。
 これで「カワウソ」と読みます。
 日本酒の好きな人は、
 最近人気のある山口県の名酒「獺祭(だっさい)」を思い浮かべた方もいると思います。
 獺は捕らえた魚を岸に並べる習性があり、
 これが魚を供物にして先祖を祀っているように見える事から、
 転じて、獺祭は、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げ散らす事を意味します。
 正岡子規は、やはりそのように散らかす癖があったのかも知れません、
 自らを獺祭書屋主人と号していました。
 子規の命日を「糸瓜忌」と言いますが、別に「獺祭忌」とも呼ばれています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 窃盗事件・・・ | トップ | 菅平高原へ・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事