天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

消耗戦・・・

2022年06月24日 16時33分22秒 | 日記
 ウクライナにロシア軍が侵攻して4か月が経過しました。
 依然として先が見えない戦闘が続いています。
 今日の時事通信は、
 「消耗戦、双方で士気低下 ウクライナにも脱走兵」とのタイトルで
 膠着状態の戦況を報じています。
 これによると、東部ドンバス地方を中心に
 多数の死傷者を伴う消耗戦となっているとの事です。

 「消耗戦」は嫌な言葉だと思っています。
 消耗されるのは武器・弾薬もあるでしょうが、
 それ以上に消耗されるのが、兵士の命です。
 消耗戦と言う言葉がいつから使われているのか分かりませんが、
 真っ先に頭に浮かぶのは第一次世界大戦です。
 第一次世界大戦の西部戦線では、ドイツ軍と連合国軍双方が塹壕を構築し、
 一進一退の膠着状態になりました。
 1915年から1917年にかけて、両軍とも大規模な攻勢を数回行っていますが、
 巧妙に構築された塹壕線によって、防御側が優位で、
 攻撃側に多数の犠牲者を出しました。
 西部戦線だけで、連合国軍が170万人余り、
 ドイツ軍が145万人余りの犠牲者を出したとの事です。
 西部戦線の状況は、
 世界的なベストセラーになったレマルクの『西部戦線異状なし』に述べられています。
 この小説は映画にもなっていました。

 ウクライナ軍とロシア軍、双方の戦術などが明らかではありませので、
 どのような膠着状態なのか、詳細は分かりませんが、
 双方の軍で士気が低下しているとの事です。
 ロシア軍は指揮や補給の混乱などを背景に、
 侵攻開始当初からの戦意低迷が続いていますが、
 ウクライナ側も「武器」だった高い士気に疲弊が生じ、
 兵士の任務放棄、脱走が伝えられているとの事です。

 今の所、今回の侵攻の着地点が見えず、
 先行きについても、色々な見方が出ていますが、
 中には、数年続くとの見方もあるようです。
 戦闘が続けば、それによって両軍の兵士ばかりでなく、
 市民の犠牲者も増える事になります。
 1日も早く戦闘が終結すれば良いなと思っています。

 なお、明日は所用により日記などを休ませて頂きますので、
 お含み置き下さい。

コメント
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