天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

ぬり絵・・・

2022年02月06日 17時41分06秒 | 日記
 昨日は、弟夫婦とお袋の居室の片付けに行って来ました。
 帰宅後も何かとあったので、疲れてしまい、日記などを休んでしまいました。

 お袋が世話になっていたのは、サービス付き高齢者住宅でした。
 サ高住との略称で呼ばれています。
 食事や清掃、洗濯などの支援があるアパートのような施設です。
 基本的には住宅ですから、国土交通省の所管になります。
 特別養護老人ホームなどは福祉施設ですから厚生労働省の所管ですね。
 実際に運営しているのは、東京に本社のある不動産会社でした。
 他の所がどうかは分かりませんが、
 お袋のいた所には、デイサービス施設が付設されていました。
 日中はデイサービス施設に通い、夜間などは自室で生活していました。
 入浴は住宅の方に共同の浴室がありましたが、
 一人で入るのは難しいので、デイサービス施設で入っていました。
 その居室の片付けに行って来た次第です。

 7年もいると、やはり物が溜まります。
 衣類などが中心でしたが、生活のための様々な物がありました。
 処分してくれる物は処分してもらいましたが、
 余り大量には困るとの事でしたし、大きな物などは弟と分担して持って帰り、
 これからその仕分けをして処分する物は処分しなければなりません。

 荷物の中に、ぬり絵がありました。
 お袋は、入居した当初は、施設の食事への不満や、
 一緒に生活する人の悪口などを言っていました。
 そのために家に帰りたいとも言っていましたが、
 いつの間にか、そうした愚痴などが出なくなりました。
 いつ頃かと弟とも話したのですが、
 ぬり絵を始めた頃からだと言う点で一致しました。
 ぬり絵を始めて、施設の方などから褒められて、夢中になって行ったようです。
 そして、次第に上手になったと思っています。
 最初は単にぬるだけのような感じでしたが、
 次第にそれなりの多くの色を使い、
 更には立体感が出て来たり、描くものによってはグラデーションを付けたりと、
 上手くなりました。
 よく出来たぬり絵は、デイサービス施設の壁などに貼ってありました。
 多分、お袋も嬉しかったのだと思います。
 コロナ禍の以前には、行く度に描いたものを見せてもらっていましたので、
 徐々に上手くなっているのを感じ、
 90歳を過ぎても人間は進歩するものだと驚きました。

 コロナ禍によって、面会に行けなくなり、
 行っても用件だけで帰るようになったので、
 いつまでぬり絵をやっていたのかハッキリとは分かりませんが、
 施設での生活の大きな楽しみであったことは間違いないと思っています。
 昨日は、出て来たぬり絵の内、よく出来たものは弟が持ち帰りました。
 小学校の教員をやっている姪の何か参考になるのではと思いました。

コメント
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