天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

熊・・・

2019年07月18日 18時00分27秒 | 日記
 ここのところ栃木県内では熊が出没する事が多くなりました。
 6月の目撃情報は25件で、2014年以来最高だったとの事です。
 先日は、日光東照宮の近くで、熊が目撃されたとのニュースがありました。
 他の県でどうなのか分かりませんが、下野新聞では、熊の出没情報を載せています。

 その下野新聞の今朝の1面に、熊と2頭の子熊の写真が載りました。
 下野新聞社の記者が17日、塩谷町上寺島の町営豊月平放牧場で、
 飼料タンク内から出られなくなった親子とみられるクマ3頭を撮影したとの記事でした。
 熊は体長1m超の1頭と40cmほどの2頭です。
 タンクは高さ約6mで、
 内部にはトウモロコシなどの配合飼料が貯蔵されているとの事です。
 餌を求めた熊がタンク外側のパイプやはしごをつたって上り、
 直径約50cmの上部のふたを開けて内部に落ちたようです。
 下記に、その記事と動画がありましたので、状況がお分かりになるかも知れません。
 https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/196128

 放牧場の管理人の方も、熊の出没は珍しくないと言っていましたが、
 良くその熊はタンクに上ったと思います。
 落ちた時には、飼料が食べ放題ですから、喜んだかも知れません。
 どうやら、タンクに落ちてから4日ほど経過しているようで、
 衰弱しているとの事だそうですから、あるいは飼料が口に合わなかったのか、
 落ちた衝撃で怪我でもしているのかも知れません。
 上記の動画には、何とか上ろうとして飛び跳ねている姿も入っています。

 続報がないかネットを調べていたら、TBSテレビにも映像がありました。
 塩谷町では、タンクを壊して熊を救出し、森に放す方針と報じられていました。
 https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3728653.html

 熊は学習能力の高い動物と言われています。
 母親の記憶に、閉じ込められた苦労よりも食べ放題の記憶が残るような気もします。
 とすると、またタンクを上ってしまう可能性も高いようにも思いますが、
 修復するタンクにネズミ返しのような物を取り付ければ対応出来るかも知れませんね。

 塩谷町と熊と言うと思い出す事があります。
 20年位前だったと思いますが、
 矢板市の県民の森から、塩谷町を通って帰ろうとした事があります。
 途中、地元で採れた農産物などを販売する店がありました。
 何か、美味しそうなものはないかと、立ち寄ってみました。
 商品の中に、熊の胆がありました。
 同居人が、その用法などを訊いていましたが、本物かどうか疑っている感じがありました。
 そこで僕は、お店のご老人に、どこで獲れたのか聞きました。
 そうすると、この先の山陰でとれた熊の胆嚢だと教えてくれました。
 指し示されたのは、2・300mほど先の山陰です。
 同居人も僕も、これには驚いてしまいました。

 塩谷町は、宇都宮市の北に28kmほどの所に位置する町です。
 途中の県道が整備された事もあり、車で40分程度と言う感じです。
 豊月平放牧場はかなり山に入った所にあるので、
 僕の家からは50km位あるかも知れません。
 軌道系の交通機関が通っていないため、少し不便な感じもありますが、
 それだけに農村地帯の良さが残っていると思っています。
 町の北部には、高原山が広がりその伏流水を源とする、尚仁沢湧水は
 全国の名水百選にも選ばれ、多くの人を集めています。
 今回の熊騒動で、自然豊かである事は全国的に知れ渡ったかも知れませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする