天然居士の独り言

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盗人猛々しい・・・

2019年07月11日 17時46分24秒 | 日記
 盗人猛々しいと言う俗語があります。
 盗みや悪事をしながら平然としていたり、
 それを咎められると開き直ったりする者を指す言葉で、
 江戸時代から使われている言葉です。
 抽象的には上記のような意味ですが、
 最近、具体的にこれがそうかと思う出来事がありました。

 参院選で安倍総理が応援演説する際、
 立憲民主党の枝野幸男代表を「民主党の枝野さん」と
 「言い間違い」をする場面が何度かあったと報じられています。
 その後に「毎回、党が変わるから覚えられない」などと「釈明」を加え、
 演説の定番文句にしていたようです。
 朝日新聞デジタルによると、最初に確認できたのは、
 6日午後の滋賀県草津市での街頭演説のようです。
 「野党の枝野さん。民主党の、あれ民主党じゃなくて今、立憲民主党ですね。
  どんどん変わるから覚えるのが大変」と話すと、
 聴衆から大きな笑いが起こったとの事で、
 これは受けると味をしめたのか、同日夕の大阪市内での演説でも
 「この前、民主党の枝野さんと討論、民主党じゃないや」と報じられ、
 翌7日は、千葉県内と東京都内で行った計6カ所すべての街頭演説で
 同様に「言い間違い」をして、聴衆の笑いを誘おうとしたとの事です。

 これに対し、枝野代表が「一種の選挙妨害」などと批判すると、
 「毎回(党名が)変わると間違えてしまう。
  そんなに怒るんだったら、何年も同じ党名で頑張ってもらいたい」と述べたと
 報じられています。
 一国の総理大臣を盗人呼ばわりするのに眉をひそめる方もいるかも知れませんが、
 咎められると居直るのは、正に盗人猛々しいだと感じました。

 エラーイズヒューマンですから、1回目は本当に間違えたのかも知れません。
 安倍総理が原稿を読み間違えたり、漢字が読めなかったりする事は何度かあります。
 一番印象に残っているのは、「云々(うんぬん)」を「でんでん」と読んだ事ですが、
 その他色々あります。
 ですから、1回目は間違えたのかも知れませんが、
 2回目以降は間違いではなく、確信的に使っていると思います。

 この問題、比例区は党名で投票しますので、選挙妨害の可能性は高いと思います。
 立憲民主党は「りっけん」、国民民主党は「民主党」で、略称を届けていますので、
 したがって、「枝野さんの民主党」との表現は、過った投票を促す事になります。
 そこまで考えてやっているのかどうかは分かりませんが、
 総理大臣が野党第一党の名前を覚えられない事を公言するのは、
 余りにも情けない話のような気がします。

 なお、この「言い間違い」問題、選挙妨害の批判が当たっていると感じたのでしょうか、
 7月8日以降は封印したと報じられています。
 
コメント
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