天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

黙の部屋・・・

2014年03月02日 23時01分04秒 | 日記
 先日から折原一さんのミステリー「黙の部屋」を読んでいました。
 石田黙と言う画家の謎を追う内容のミステリーなのですが、
 ストーリーの中で絵が何枚も出て来て、その口絵が掲載されています。
 本の中ほどには、カラーの図版で7点ほど紹介されています。
 今日、読み終わってこの絵は誰が描いたのかと思い、ネットで調べてみました。
 そうしたら石田黙は実在の画家でした。
 1984年(昭和59年)に61歳で亡くなった人でした。
 本の目次の後ろに小さな字で、
 「口絵、本文中作品もすべて著者蔵」と書いてありました。

 しかも、2007年6月25日(月)から6日間、東京銀座の文藝春秋画廊ザ・セラーで、
 「石田黙展」を開いていたのを知りました。
 この「黙の部屋」の出版が2005年4月25日ですから、
 出版記念ではないのかも知れませんが、それに近いものがあったのでしょう。
 折原一さんのHP「折原一の沈黙の部屋」には、この美術展の日記がありました。
 興味のある方は覗いてみて下さい。
 http://homepage3.nifty.com/orihara1/mokuten.htm

 作品の中で、妙にリアリティのある人が登場したりしていたのですが、
 実在の人を描いていたのかぁと納得しました。

 また、生前の石田と親交のあった方の読後感も見付けました。
 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kanazuch/mokusan.htm

 実在の画家をメインにしたミステリーですが、
 ストーリーはあくまでもフィクションです。
 上記の折原さんのHPにも書いてありましたが、
 この小説を石田の図録の代わりに買う人もいるとか。
 色々な面白い取組があるのだと愉快になりました。
コメント
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