小倉遊亀・・・

　今朝は雲が厚く、折角の休みですが、出掛けるには不安な天気でした。
　昼近くなったら、雨が降り出しました。
　出掛けなくて良かったと思いながら家でゴロゴロしていました。
　昼過ぎになって、今度は青空が広がりました。

　それならばと宇都宮市美術館で開催されている小倉遊亀展に行って来ました。
　宇都宮市美術館は、宇都宮市街地の北側の丘陵にある美術館です。
　周囲は文化の森と呼ばれる公園になっていて、
　緑の中の美術館と言う感じです。
　雨で埃が流されて、新緑がとても綺麗でした。
　少し撮って来た写真を下記にアップしましたので、宜しければご覧下さい。
　 http://photos.yahoo.co.jp/tennnennkozi

　小倉遊亀はご存知の方も多いと思いますが、
　上村松園と並ぶ女性の日本画家です。
　1980年に文化勲章を受章していますが、
　それよりも彼女を有名にしたのは、その長寿だと思います。
　2000年７月23日に亡くなっていますが、享年は105歳でした。
　今回の展覧会には、没後10年との副題がついていましたが、
　絶筆に近いと考えられる
　2000年に描いた「盛花」と題する作品もありましたが、
　全く衰えていないような感じがしました。

　「舞う」と題された芸妓さんが踊っている２点の作品は、
　金箔を貼った画面に等身大に近い姿で描かれていて、
　とても良い絵だったと思います。
　上村松園の有名な「序の舞」を思い出し、二人の作風の違いを感じました。
　その他、昭和37年の週刊朝日の表紙絵や、
　谷崎潤一郎の「少将滋幹の母」や「細雪」などの挿絵など、
　遊亀の作品の全貌が分かるような展示でした。
　中々良い展覧会だったと思いました。

　今日の下野新聞に、僕の好きなラーメン屋さんの閉店の記事が出ていました。
　小母さん一人でやっているラーメン屋さんなのですが、
　サッパリ系のスープにコシのある麺が美味しくて、多くのファンがいました。
　最近は体調を崩していたようで、休みが多くなっていました。
　昨日が閉店だったそうで、多くのファンが雨の中列を作っていたとの事です。
　僕は、閉店を知りませんでした。
　知っていれば行ったのにと残念に思っています。