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毎日の暮らしの中にある大好きなもの、こと、出合(会)いなどについての気まま日記

史跡めぐり

2010-05-14 17:14:41 | よさこい

「ここやったかね」「ここには誰もこんね」
さっき尋ねたおじさんがやってきて「まこと古い墓や。知らんかった」と言った。
まだ確認をしたわけではないが、向こうに見える長丸い石はそれらしく見える。
実は昨夕借りてきた前田秀徳著「竜馬、原点消ゆ」を読んで、この墓石の存在を知ったのだった。
「近くに行ってみんから」
手前の墓を通らしてもらい、そばまで行くと井の文字が。



日本仇討ち史上最後の仇討ちをしたという廣井磐之助の墓石文字は、勝海舟の筆によるそうだ。
大石圓など仲間達の寄付などにより建てられた墓石で、裏面には坂本竜馬の名前もある。



その後方には、龍馬の竹馬の友で同士でもあった弘瀬健太の魂招墓があった。



平井収二郎、間崎滄浪とともに切腹させられたことを聞いた龍馬は、畳がしなるほど泣いたそうだ。



そのときの心情の和歌なのだろうか

 嵐山 夕べさびしく 鳴る鏡に
 こぼわそめてし 木々の紅葉

小高坂山、丹中山の間の蛭が谷(市営住宅西)というところにありました。
龍馬が墓参りに通った山道も、こんな鬱蒼とした雑木林だったことだろう。
愚かなことに、今ではすっかり跡形もなく消えうせてしまいました。








 


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