第140回芥川賞作品。
本のタイトル作品と十二月の窓辺の二作品。
「時間を金で売っているような気がする」
得たお金で食べ物や電気やガスなどのエネルギーを細々と買い、何とか生きながらえているという自分の生の頼りなさ、それを続けなければならないということ。
いつも通りの薄給の明細書を見たナガセは、生きていることに吐き気がしてくる。
学生時代それなりに悩みはあっても、当面の目標は進学を考えていればいい。
しかし社会人になると、生活をするために働いて・・・これが延々と続くわけです。
生きるための動機付け。
便利なものがあふれている今の時代、特にそれが必要なのかもしれない。
ナガセの場合、派遣先工場の年収に値する「世界一周クルージング」だったわけだけど、でも本当に欲しかったもの。
それは、達成感なんじゃなかったのだろうか。
十二月の窓辺に出てくるV係長。
あなたのすべてが気に入らないとばかりに、集中攻撃をかけてくる。
こんな上司って・・・やっぱりいる!?
なんかイライラさせられること、いわれもなく突っかかられることって確かにある。
でも、会社だとたまんない。
「ポストライムの船」 津村記久子
本のタイトル作品と十二月の窓辺の二作品。
「時間を金で売っているような気がする」
得たお金で食べ物や電気やガスなどのエネルギーを細々と買い、何とか生きながらえているという自分の生の頼りなさ、それを続けなければならないということ。
いつも通りの薄給の明細書を見たナガセは、生きていることに吐き気がしてくる。
学生時代それなりに悩みはあっても、当面の目標は進学を考えていればいい。
しかし社会人になると、生活をするために働いて・・・これが延々と続くわけです。
生きるための動機付け。
便利なものがあふれている今の時代、特にそれが必要なのかもしれない。
ナガセの場合、派遣先工場の年収に値する「世界一周クルージング」だったわけだけど、でも本当に欲しかったもの。
それは、達成感なんじゃなかったのだろうか。
十二月の窓辺に出てくるV係長。
あなたのすべてが気に入らないとばかりに、集中攻撃をかけてくる。
こんな上司って・・・やっぱりいる!?
なんかイライラさせられること、いわれもなく突っかかられることって確かにある。
でも、会社だとたまんない。
「ポストライムの船」 津村記久子
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