前々から見たいと思っていた、古墳時代から伝えられてきた国宝「金銅荘環頭大刀」
年に一度の一般公開日が平日の今日だったので、日高村の土佐二の宮「小村神社」へ。
参道が長いほど結界が強いのです。
夜行性の鬼が、このしめ縄の垂れ下がった房の一本一本を数えている間に朝になるというわけ。
それぞれのいわれに納得。
当然のことながら、本日公開されているものは撮影禁止。
「金銅荘環頭大刀」は、聖徳太子が腰にさしているあれです。
御神体として大切に祀られていたのですが、戦争が終わって進駐軍から神刀差し出しのお達しが。
しかし剣は鞘から抜けず(神通力だったのか)、床にたたきつけられ調べる値打ちもないと返されたのでした。
そのとき刃こぼれした先はなくなったものの、磨きなおされた刃は長い年月を経たものとは思えません。
裏には竜神が彫られているそうで、神社にとって何が一番怖いのかといえば・・・火事。
だから水神の竜なのですね。
神社は耐震性に優れていて、度重なる大地震にも耐え今に伝えられている。
それを思うと、今の時代って後世に何が残せるのでしょうね。
・・・放射性物質を撒き散らす核のごみですか。
左のモコモコ緑濃い葉をつけたご神木。
樹齢千年のぼたん杉の葉が落ちてきたら幸せになる!?
参拝者が話してましたが、清掃されていて落ちた葉すら見つけられなかった。
このあと、平家の落人の里越知町横倉山「杉原神社」へ。