MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

日本の翻訳研究の胎動

2005年11月19日 | 翻訳研究

今年から修士論文の予備審査というのができて、その締め切りが昨日だったため、ずっと院生の論文をチェックしてアドバイスしていた。予定していた人は全員提出できたようだ。テーマ、素材、方法論が多彩なので指導(?)するほうもなかなか大変だが、勉強になる。というわけでこのブログはずいぶんごぶさたしてしまいましたが、またぼちぼち書きますのでおつきあいを。

まず大切なお知らせ。「翻訳研究分科会(SIG: Translation Studies)」第1回例会を12月11日に行います。分科会とはいえ学会活動の一環として翻訳研究ができるようになったことは嬉しい。記念すべき第1回会合の発表者はベテラン翻訳者の田辺さんと山田さんだ。これからはこの分科会が日本の翻訳研究の中心になるようにしたいと思う。将来は学会に、という声もあるので、志あるかたはぜひ参加を。

翻訳研究の論文を書くことになった。Dublin City UniversityのMinako O'Haganさんから、某ジャーナルで日本の翻訳特集をやるという紹介があったので、めぼしい人には連絡したのだが、急な話だったので他にどれぐらいの人が書くのかはわからない。おそらくO'HaganさんやJudy Wakabayashi, 古野さんあたりは書くと思う。来年のいつごろ刊行されるかはわからないが、英語(ないしフランス語)で書かれた初の日本翻訳研究特集号ということになる。

今日は立教は入試のため全学休講。これから大東です。つづき、まだまだありますが、それは今夜。コメントへのレスも少しお待ち下さい。


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