MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

明日、明後日の催しのお知らせ

2006年02月17日 | 通訳研究

今日はNurremberg Trialの通訳者だったSiegfried Ramlerさんご夫妻を囲んで内輪の懇親会。Ramlerさんは1924年生まれだから裁判の当時は20代だった。裁判の後期にはモニターも務めたというので、ほぼ最年少の彼がモニターをするとき、同僚の通訳者との関係はどうだったのか、一応聞いてみた。やはり極東軍事裁判のモニターとはかなり役割が違い、発言者の発言のスピード調整などが主な任務だったようで、Framcesca GaibaがThe Origins of Simultaneous Interpretation: The Nuremberg Trialで書いていることが裏づけられた。

明日は東京外国語大学の府中キャンパスでRamlerさんの講演会があります。当日直接会場に来られてもかまいませんので、ぜひご参加下さい。明日の講演は英語で行われますが院生による同時通訳(しかも原稿なし)がつきますので、Nuremberg裁判(の通訳)に興味のある人だけでなく、通訳自体に興味のある人にもお薦めです。詳しくは日本通訳学会のサイト東京外国語大学のお知らせのページをごらん下さい。

翌18日には神戸女学院大学で講演会。やはり日本通訳学会のサイトに案内があります。この日、東京では「翻訳研究分科会」があり、Dublin City UniversityのMinako O'Haganさんの「翻訳研究としてのテレビゲーム」という発表があります。僕はすでにパワポ原稿を見ましたが、これは面白そうです。詳しくはやはり日本通訳学会のサイトで。


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