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コロニアのみなさんの協力を 募金活動強化で呼びかけ 旧神戸移住センター再整備計画で

2008-12-16 11:52:19 | 多文化共生
(以下、サンパウロ新聞から転載)
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コロニアのみなさんの協力を 募金活動強化で呼びかけ 旧神戸移住センター再整備計画で
 川崎・ド・ブラジル社(澁谷吉雄社長)関係者、尾西貞夫兵庫県人会会長は十一日、県連事務所で、県連(与儀昭雄会長)に対し「旧神戸移住センター再整備への寄付金協力」を再度依頼した。

目標額は総額2千万円 寄付者氏名は全員、会館に永久掲示

 再整備計画は、九九年ブラジル日系団体が「保存活用」を神戸市に要請したことが発端となっている。その後、兵庫県の発案で国土交通省の「まちづくり交付金」事業制度を利用。事業費の一部を補助金でまかなうことにした。そして〇七年一月、神戸市が兵庫県と日伯協会の協力を得て改修工事・保存をしていくことを決定。今年四月二十八日、神戸市で開催されたブラジル日本移民百周年記念式典では、改修工事着工の宣誓も行われた。完成予定は来年五月。

 再整備後の同センターは「海外日系人会館(仮称)」と名称を変え、国内唯一の移住関連施設が持つ、記録や歴史を未来に継承し、移住資料を通じて歴史や意義を伝え、在住外国人支援や地域と連携した国際芸術交流の拠点として生まれ変わる。

 今年一月、「海外日系人会館(仮称)」協力委員会委員長、日伯協会理事長、川崎重工顧問なども歴任する西村正氏が来伯し、寄付金協力を依頼した。しかし、十一か月経過した現在、目標金額には程遠い状態だという。

 澁谷社長は「寄付金は在日ブラジル人、中南米日系人を対象にした教育関連の設備等に当てられる」と説明。「寄付金協力者の名前は同センター内の壁一面を使い表示する予定で、日本最後の日々を過ごした人、現在ブラジルで活躍されているビジネスマンの人たちに多く協力していただき、永遠の思い出として名前を残してもらえれば」と呼びかけている。

 これに対し、与儀会長は「各県人会にはすでに寄付金協力を要請しています」と答え、「ブラジルに来た人のほとんどが神戸から出ている。今こそ感謝の気持ちを現さなければいけない。県連は全面的にバックアップしていきます」と力強く述べた。

 募金金額は目安として個人で五千円、法人で五万円相当分(いずれも一口)が基本となっている。

 募金希望者はブラジル銀行リベルダーデ支店の県連口座に振り込むこと。記入方法は次の通り。(1)銀行名=Banco Do Brasil S.A.

(2)支店名=LIBERDADE

(3)支店番号=AG.1196―7

(4)口座番号=C/C.27.458‐5

(5)口座名=FEDERACAO DAS ASSOCIACOES DE PROVINCIAS DO JAPAO NO BRASIL

 なお、前述の通り、新会館には寄付者全員の名前が記されるため、振り込みの際に個人名および団体名を記載すること。また、募集期間は来年四月までとなっている。

2008年12月13日付

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