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派遣切り次々 教会が生活支援 愛知の日系ブラジル人

2008-12-29 07:32:53 | 多文化共生
(以下、北海道新聞から転載)
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派遣切り次々 教会が生活支援 愛知の日系ブラジル人(12/29 06:48)

 自動車業界の経営悪化で解雇された日系ブラジル人労働者を救おうと、愛知県の日系ブラジル人教会の牧師が支援を呼び掛けている。職と住居を失った外国人の非正規労働者に、東京の教会も食料の寄付に応じるなど支援の輪が広がっている。

 東海地方では多くの日系外国人の派遣労働者が、下請け工場のラインを支えてきた。だが「雇用の調整弁」として真っ先に契約が打ち切られている。

 名古屋の南に位置する愛知県東浦町の教会の主任牧師、宮里マルコさん(38)は日系二世。東海地方には日系ブラジル人教会が約四十カ所あり、派遣会社を解雇された日系ブラジル人からの相談が先月から急増している。

 解雇と同時にアパートに住めなくなり、妻と子供を抱えて知人宅に身を寄せた家族。使っていないカラオケ店に格安の家賃で転がり込んだ人もいた。仕事と住居探しに頭を抱える同胞たちの声は悲痛だ。宮里さんは「日本語が十分にできないため新しい職にも就けない」と説明する。

 こうした状況に支援を申し出たのが、東京都練馬区の聖書キリスト教会。スタッフを東海地方に送り、日本語サポートなどに取り組む。札幌で十年間以上も伝道やゴスペル指導に当たってきた波多康さん(49)も現在、同教会の協力牧師で、食料や毛布の寄付集めに汗を流す。波多さんは「チャリティー演奏会も企画し、勇気づけたい」と話す。

 宮里さんは「仕事がないのが一番大きな問題だが、せめて生活できるように」と協力を呼び掛ける。寄付などの問い合わせは同教会(電)03・5984・3571へ。

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