(以下、毎日新聞【岩手】から転載)
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東日本大震災:野田の復興助けたい ロビンソンさん、支援物資荷降ろしに精 /岩手
◇クライストチャーチ地震に思い重ね--NZ出身の外国語指導助手・ロビンソンさん
「野田の復興を手助けしたい」--。野田村の学校で英語を教えるニュージーランド出身の女性ALT(外国語指導助手)、ジョージア・ロビンソンさん(24)は2月に自国のクライストチャーチ周辺で起きた地震に衝撃を受け、東日本大震災では村で被災した。地震後は村教委に詰め、支援物資の荷降ろしなどに奮闘している。
ロビンソンさんはクライストチャーチの北約250キロのネルソン出身で、09年7月から野田村でALTを務めている。2月の地震では、伯父がクライストチャーチの市中心部の勤務先から昼食をとるため車で自宅に向かう途中だったため、難を逃れたという。
幼いころから何度も訪れていたため、まちのシンボルの大聖堂の被害などを報道などで見て「本当にショックだった」。英語を学ぶ日本人学生が多数犠牲になったことについて「家族にとっても、日本から遠く離れた場所で子供を失うのは本当に痛ましく、気の毒だと思う」と話す。
地震があった3月11日は、村教委が入る役場に隣接する建物にいた。「揺れが大きくなり、クライストチャーチのことを思った」という。津波は1階にも押し寄せたため、他の場所に逃げる余裕はなく、2階に逃げた。家や車が流される様子を目にし「マイ・ノダ(私の野田が)……」とショックを受けた。同日夜は余震に震えながら村教委に泊まり、翌日から役場前にたまった泥を取り除く作業などに精を出している。
「初めは、がれきの撤去に数カ月はかかると思ったが、これほど片付くなんて」と復旧の早さに驚く。来夏まで村でALTをする予定で、その後は母国で小学校教師を目指すという。「野田の人たちは助け合うし、仲が良く、強い。だからきっと新しい野田、美しい野田に復興できると信じているし、自分も手助けしたい」と荷降ろしの手を休めず話した。【堀江拓哉】
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東日本大震災:野田の復興助けたい ロビンソンさん、支援物資荷降ろしに精 /岩手
◇クライストチャーチ地震に思い重ね--NZ出身の外国語指導助手・ロビンソンさん
「野田の復興を手助けしたい」--。野田村の学校で英語を教えるニュージーランド出身の女性ALT(外国語指導助手)、ジョージア・ロビンソンさん(24)は2月に自国のクライストチャーチ周辺で起きた地震に衝撃を受け、東日本大震災では村で被災した。地震後は村教委に詰め、支援物資の荷降ろしなどに奮闘している。
ロビンソンさんはクライストチャーチの北約250キロのネルソン出身で、09年7月から野田村でALTを務めている。2月の地震では、伯父がクライストチャーチの市中心部の勤務先から昼食をとるため車で自宅に向かう途中だったため、難を逃れたという。
幼いころから何度も訪れていたため、まちのシンボルの大聖堂の被害などを報道などで見て「本当にショックだった」。英語を学ぶ日本人学生が多数犠牲になったことについて「家族にとっても、日本から遠く離れた場所で子供を失うのは本当に痛ましく、気の毒だと思う」と話す。
地震があった3月11日は、村教委が入る役場に隣接する建物にいた。「揺れが大きくなり、クライストチャーチのことを思った」という。津波は1階にも押し寄せたため、他の場所に逃げる余裕はなく、2階に逃げた。家や車が流される様子を目にし「マイ・ノダ(私の野田が)……」とショックを受けた。同日夜は余震に震えながら村教委に泊まり、翌日から役場前にたまった泥を取り除く作業などに精を出している。
「初めは、がれきの撤去に数カ月はかかると思ったが、これほど片付くなんて」と復旧の早さに驚く。来夏まで村でALTをする予定で、その後は母国で小学校教師を目指すという。「野田の人たちは助け合うし、仲が良く、強い。だからきっと新しい野田、美しい野田に復興できると信じているし、自分も手助けしたい」と荷降ろしの手を休めず話した。【堀江拓哉】
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