多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

防災バスツアー:台風や地震に備えよう 外国人対象、25日に /宮崎

2008-10-03 09:23:54 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【宮崎】から転載)
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防災バスツアー:台風や地震に備えよう 外国人対象、25日に /宮崎

 台風や地震などの自然災害を体験したことがない外国人を対象にしたユニークなツアーがある。その名も「防災バスツアー」。県国際交流協会の主催で、昨年から始まった。地震体験車に乗り込んで揺れを体験したり、台風のビデオなどを観賞して、有事に備えようというもの。

 同会交流員のパトリック・マーヒーさん(24)=米オハイオ州出身=は、昨年通訳としてツアーに参加した。これまで大きな台風を体験したことがなく、昨年8月、宮崎県に赴任した直後に台風5号に遭遇。外出もままならない風雨に驚き、食料の備蓄などを痛感した。また外国人から台風が不安だと相談を受けることも多く「地元宮崎の人には常識でも初めての外国人にはわからない。外国人のために防災情報を発信していく必要性を感じている」と話す。

 ツアーでは、高鍋町の県消防組合防災センターを見学。机やいすをセットした地震体験車で揺れを体験し、消火器の使い方を学んだり、台風や火災についてのビデオを見る。移動中のバスでも防災に関するクイズが出る。

 昨年は留学生を中心に20カ国から55人が参加した。今年も10月25日に開催する。

 申し込みは10日までに電話を(参加費500円、外国人のみ)。同会では災害時の外国人支援をテーマに、英中韓の会話練習を行う国際交流ボランティア養成講座も実施している。問い合わせは0985・32・8457。【川上珠実】

毎日新聞 2008年10月2日 地方版

浜松国際交流協会と市多文化共生センター 浜松・砂山町に移転オープン

2008-10-03 09:23:22 | 多文化共生
(以下、中日新聞【静岡】から転載)
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浜松国際交流協会と市多文化共生センター 浜松・砂山町に移転オープン

2008年10月2日
(写真)
「浜松市多文化共生センター」の看板を壁にかける鈴木康友市長ら=浜松市中区砂山町で

 事実上閉館した官民複合ビル「フォルテ」7階に入居していた浜松国際交流協会と浜松市多文化共生センターが1日、同市中区砂山町の第一伊藤ビル9階に移転オープンした。新拠点から多文化共生社会の実現を目指す。(梅田歳晴)

 場所はJR浜松駅南口から徒歩約1分。フロア面積は約480平方メートルで、フォルテで使用していたテナントより100平方メートルほど広くなった。

 フォルテでは、同協会と多文化共生センターの事務所が分かれていたのが一つのフロアに統合され、より緊密な連絡も可能になった。交流スペースもあり、仕切りの取り外しが可能な3教室を設置した。

 看板設置セレモニーが同日朝あり、鈴木康友浜松市長が「外国人の方にたくさん来てもらえるように、広く開かれたセンターにしたほしい」と訓示。職員らは真剣な表情で業務を始めた。

 同センターが取り組む事業は外国人市民の日本語教室、外国語や外国事情に詳しい相談員による生活相談、生活支援や情報収集と発信、教育機関への出前講座など。協会の川合文男専務理事(59)は「気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかけた。 

ジャパニカン、4ヶ国語で仙台の魅力紹介-モデルコースや地元社員ブログも

2008-10-03 09:22:53 | 多文化共生
(以下、TRAVEL VISIONから転載)
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ジャパニカン、4ヶ国語で仙台の魅力紹介-モデルコースや地元社員ブログも
[掲載日:2008/10/01]
  JTBグループで訪日外国人向け旅行サイトを運営するJAPANiCAN(ジャパニカン)は10月1日、外国人向けに仙台を紹介するページを開設する。これは仙台市からの委託を受けて開設するもので、仙台市と仙台観光コンベンション協会から協力を得ている。自治体とのページ作成タイアップは、昨年の京都市「冬のWinterSpecial」以来2度目。ジャパニカンでは、今年度の仙台関連商品で1000万円の販売をめざす。

 仙台では、外国人旅行者が体験したい「日本食を食べる」、「温泉」、「旅館滞在」のすべてを手軽に体験できる街として観光情報を提供。初訪問者のためのモデルコースや、長年外国人を案内してきたベテランガイドによる情報を、英語版、韓国語版、中国語繁体字、中国語簡体字で掲載する。JTB東北の地元社員によるブログも、英語と中国語繁体字で展開する。アクセス案内は分かりやすくし、宿泊情報では予約へのスムーズな導線を意識した。

 開設を記念し、10月1日から10月31日までキャンペーンを実施。すでに会員登録をしているか、期間中に登録してニュースレターを受け取る設定をした利用者を対象に、秋保温泉の「ホテルニュー水戸屋」の1泊2日ペア宿泊券を2組にプレゼントする。

’08知事選:「住み良さ」の裏側で-統計が映さぬ富山/4 /富山

2008-10-03 09:22:21 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【富山】から転載)
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’08知事選:「住み良さ」の裏側で-統計が映さぬ富山/4 /富山

 ◆「402人」
 ◇言語支援不十分--外国籍児、不就学も

 目、耳、鼻など漢字かるたを、歌うように読み上げながら取っていく子。一心に折り鶴を折る子。射水市の公民館内の「多文化こどもサポートセンター」に外国籍の子どもたちが月2回、集う。市内で自動車販売業を営むパキスタン国籍のアブドゥル・ラシードさん(37)の長男タルハ君(8)と次男ファルズ君(7)も常連だ。

 センターは、外国籍児童の日本語学習支援のため、「とやま国際センター」(富山市)や射水市などが今年6月に設立した。市内の小学校に通う外国籍の子どもが、日本人ボランティアと宿題をしたり、お手玉などをしたりして過ごす。

 「日本語は僕が1番上手。弟が2番。お父さんとお母さんはその次かな」。タルハ君は「当たり前」と言いたげに日本語で告げた。兄弟は富山生まれの市立小2年と1年。日常会話では、両親の母語のウルドゥー語より日本語の方が得意だ。

 学校が大好きなタルハ君。だが、最近になり、「国語があまり好きじゃない」などと漏らし始めた。「日本語の授業が分かりにくくなってきたのかもしれない」。ラシードさんの表情が曇った。

 県内の外国籍住民は82年以降、毎年増え続け、07年末の調査では初めて1万5000人を超えた。昨年5月現在、小中学校に在籍している外国籍の児童・生徒は402人。うち、学校に「日本語の指導が必要」と判断された子どもは全体の約75%の300人に上る。

 県教育委員会は、外国籍の子どもが多い学校の教員を増やすなどの手を打ってきた。だが、「日常会話は良くても複雑な文章問題は理解できず、学校での対策では不十分。勉強でつまずくと、義務教育期に通学しない不就学者が出る」と懸念する専門家もいる。

 文部科学省は05~06年度、全国の12自治体を対象に、初の外国籍児童・生徒の不就学実態調査を行ったところ、外国人登録をした子どもの約1%が不就学状態だった。射水、高岡両市の昨年の調査では12人。同センターは「未登録の子どもも含めると実数はこんなもんじゃない。全県調査が必要」と指摘する。

 だが、県教委は「対応は考えていない。調査予定もない」と素っ気ない。「一部地域に集中した問題。各市町村で対応している」。当事者意識を欠いた答えだけが返ってきた。

 「外国人にも暮らしやすい、世界に開かれた元気とやま」。県のホームページに躍る文句だが、幼い兄弟には意味が分からない。言葉の壁や国籍で「住み良さ」から外れることを思えば、早く理解できるようになる方がいい。たとえ、中身が空っぽだと分かってしまうとしても。

毎日新聞 2008年9月29日 地方版

国際色豊かに/横浜のいちょう小学校で運動会

2008-10-03 09:21:43 | 多文化共生
(以下、カナロコから転載)
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国際色豊かに/横浜のいちょう小学校で運動会
* 2008/09/13

校庭を練り歩き運動会を盛り上げた獅子舞=いちょう小

 外国籍の児童が多い横浜市泉区の市立いちょう小学校(金野邦昭校長)で十三日、運動会が開かれ、中国獅子舞などが披露された。

 同校児童二百二人の中で、外国籍は九十六人。日本国籍をとった二十五人を加えると外国にルーツを持つ児童は半数以上になる。

 開会式では大会スローガンを子供たちの母語の日本語、ベトナム語、中国語など十一言語で発表。昼食時には、中国籍の児童ら約二十人が中心となって練習を重ねてきた中国獅子舞が校庭を練り歩いた。太極拳に似たダンスには保護者や地域の人たちも参加して楽しんだ。