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教育に大事なのは好きにならせること

2008-08-27 17:33:17 | ココロ
はてなの匿名日記に「もっと学校で、テクニックを教えてくれればよかったのに」という文が挙がっていて,ちょっと興味深く読みました。小学校とかの美術(図工か?)とか音楽とか体育の授業で技術的なことを教えず自由にやらせるから,子供は何をしていいかわからず戸惑い,それが苦手になると…。
それを受けて,技術を教えてくれた先生の話とか読んで,いろいろと興味深かったです。
で,わたしはどう思うかというと,子供の教育で一番大事なのは,本人がそれを楽しいと思って自主的にやりたがる状態に持っていくことだと思います。子供は習得が早く上達が早いのでやれば何でも伸びますが,一方で飽きっぽいということがあります。大体何かで一流になってる人は,ある時期,その成功したことにものすごくのめりこんでいたりするわけで,そういう対象とそういう時期が必要だと思います。
テクニックを教えるにしても,自由にやらせるにしても,本人がそれによって楽しくていつまでもやり続ける様にやらせるべきでしょう。テクニックを習得して上達感を感じられて続けるなら教えればいいし,テクニックを窮屈に思うのであれば自由にやらせれば良い。まぁ,普通は小さい頃は自由にやっているのだけど,他と比べたりいろんな理由で自分の限界を感じた辺りで,テクニックを教えてその限界を打破できた感じが得られてまた好きになったりするのでそういうタイミングでいいのでは?と思います。でも,そういう細かな対処がが学校出来るかは疑問なので,この辺は親がうまく方向付けをすべきでしょう。
で,テクニックで上達していってもまたそこで今度は個性という壁にぶち当たったりしますけど。
わたしの感覚だとテクニックを覚えるとその自由さがわりと抑制されちゃうので,出来ればテクニックを覚える前に,出来るだけ自由にやらせたほうがいいように思います。それは将来ののりしろというか潜在能力みたいな部分になるように思います。絵にしても音楽にしても学問にしてもある程度まで極めるとお手本がなくなりますので,そこでいきなり自由にやろうとしても結構難しいのです。
…とか書いていて,ちょうど10年前に自分が書いた「表現の習得法」という文章を思い出すわけですが,この文章を書いてもう十年か…まぁでも大体今でも同じことを思っているよな,と思いました。
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