goo blog サービス終了のお知らせ 

たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

終戦の日で戦争が終わったわけでもない

2008-08-15 22:19:38 | 歴史
今日は終戦の日ということになります。そういえば,もう何年も,いや20年くらいは正午の黙祷をやってない気がします。甲子園とか見てたらするんだろうけど。
良く戦争の記憶が風化してるとかこの時期になるという人がいますが,戦争の記憶を伝える必要があるのは子供に対してだよな,と思います。わたしはもう戦争の話を聞いても,いろいろ思うところはあっても,考えが大きく変わるようなことはありません。それを風化といえば風化なのかもしれませんが,別に戦争に肯定的な考えは持ってないし,これからも起こしたくないし,巻き込まれたくない。少なくとも本土決戦みたいな発想はおろかだよなと思います。
わたしの場合親は戦中派で,それなりに空襲とか引き上げとかの話しは聞いてます。いまさら他人から戦争の悲惨さを聞くより,身近な人の話を聞いているので,これ以上,太平洋戦争時のリアルさを感じてほしいといわれても困る。むしろ太平洋戦争の記憶を大事にするあまり,いま世界中にある戦争の現実から眼を背ける方が危険というか。そう,今の世界は,別に60年以上の戦争を思い出さなくても戦争で一杯です。あとはそれをどこまで身近に,リアルに感じられるか?なのかも知れません。
…もっともわたしは親の記憶をリアルに感じましたが,わたしの子供の世代はそうは行かない。ですから,太平洋戦争にしても,外国の戦争にしても他人事じゃないと思わせるという意味で伝えていく必要はあるのでしょうね。
今日は終戦の日だけど,世界的にはちっとも戦争は終わってない。だから戦争は過去ではないし,過去の戦争ばかりを見ていてもいけないのかもな,などと思った今日でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 赤塚不二夫というトリックスター | トップ | 病院と病気 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歴史」カテゴリの最新記事