たろの日記ページ,gooブログ版

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現代の芸術家

2010-11-13 12:36:57 | 音楽・アート
先週くらいだっけ?,岡本太郎の話をBSでやっていたので観ました。

わたしは個人的な理由で岡本太郎は小学生の頃から意識していて,結構ずっと好きです。というか,更にその前大阪万博の太陽の塔を彼が作ったという話は聞いてました。既にそのときにもう,有名な芸術家だったというわけです。

わたしはピカソも好きで,こちらは中学くらいから好きだったと思いますが,二人とも前衛的で,同じような芸術運動の中から生まれた作風ですから,共通点も多い様に思います。作品自体とは違う部分で言うと,二人とも生きているときから一流の芸術家として高く評価されてました。だからだと思いますが,絵画以外にも彫刻や陶器とかいろんな作品を残してますし,そもそも生き方自体やメディアの露出自体が芸術だった様にも思います。

先日ミッフィーをデザインしたブルーナさんが語っているビデオを観ました。彼が自分の美術館を作ってもらった時,これまで過去の芸術家は死んでから美術館とかを作ってもらっていたのに,自分は生きているうちに作ってもらえて幸せだ…というようなことも言ってました。

考えてみたら,昔の偉大な芸術家には,死んでから評価された人がたくさんいます。生きてるときは貧乏で食べるのに精一杯だっという人が多かったように思います。でも最近,あまりそういうのは聞かないというか,メディアに芸術家が露出していて,その人は今も生きてるうちから評価されているように思います。単にTV受けがいいだけという人もいますが。逆に例えば50年位前に死んで,いま急に評価され始めた人っていうのもあまり聞きません。つまり今は芸術家が生きているうちから評価される時代…の様に思います。

これはメディアの発達により,自分の行動を作品とすることが可能になった。それゆえに成功した芸術家の中には作品だけではなくメディアでの栄えも評価の対象となるってことなのでしょう。一方では芸術家を食べさせるパトロンみたいな人は減ってるでしょうから,まぁ一つの時代への適合…なんかもしれません。そういうことをふと思いました。
コメント
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