たろの日記ページ,gooブログ版

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サイボーグ

2006-04-27 16:14:41 | ココロ
先日NHKで,サイボーグの研究の特集をやってました。立花隆氏と押井守氏が出てました。
まぁほとんどアメリカの研究で体に電極を埋め込んで,何かを動かしたりとか,感覚器の変わりにするとかそんなやつです。暴言をいうと,人間は学習をする生き物なので,あることをするのに神経のどの辺がその信号を伝えているかが分かれば,その信号の内容が分からなくても,電極を入れ,機械と繋げれば,人間の方が扱えるように習得する気がします。
そういう意味でいうと,やれさえすれば出来るような研究の気がしますが,やっぱりわたし的にはちょっと抵抗があります。現に日本人はあまりその手の研究をせず,だいたいにおいてこういうことをするのはアメリカのようです。まぁ実際に障害がある人の場合は,日本でも治療として行われているようですが,なにも障害がない人に電極を刺してどうこう…というのは日本人は抵抗があるのでしょう。
ちょっとおもしろいなぁ…と思ったのは,立花隆氏自身が,電極を埋め込んで体験したようですが,その経験を語った内容が,まるで薬物体験か臨死体験の言葉の様だったことです。「言葉で表現できない」とか言って。そういえば,この人は臨死体験のことも調べて本にしていたよなぁ…等と思ったりも。
最後に,立花氏が,「脳から直接情報を取り出してコミュニケーションするようになるのでは?」っていって,それを「言語以外の情報」と言ってましたが,わたしは情報を取り出すこと自身が言語化…だと思うし,脳を直接繋ぐならまだしも途中にコンピュータを介在させるって事で落ちる情報があると思うので,確かに口だけの意志伝達以外の方法を得るというのは分かりますが,やっぱりそれも何か落ちてるような気がします。
というか,気になったのはコンピュータが扱えるものが情報でそれ以外は無視…っていう感じになってないか?…という気がして,そういう部分が気になりました。
とはいえ,番組としてはおもしろかったです。でも自分がああいう研究をやりたいか?…というと…やっぱり悩むなぁ(^^;)…。
コメント
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