北欧旅行10 ノルウェー・ソグネフィヨルドスタルハイムホテル の続きです。
素晴らしき北欧4ヵ国周遊ハイライト行程
1フィンランドへ出国・ヘルシンキ市内観光1 2フィンランド・ヘルシンキ市内観光2
3フィンランド・ベストウエスタンプラスハーガホテル 4ノルウェーベルゲン市内観光
5ノルウェー・ベルゲン世界遺産ブリッゲン地区 6ハダンゲルフィヨルドブラカネスホテル
7ノルウェー・ウルヴィック散策~ツヴィンデの滝 8ノルウェー・フロム山岳鉄道の旅
9ノルウェーソグネフィヨルドクルーズ 10ソグネフィヨルドスタルハイムホテル
11ノルウェー・スターブ教会・オスロへ 12ノルウェー・オスロ・フログネル公園
13オスロ・王宮・国立美術館 14オスロ国立美術館ムンクの叫びとその生涯
15大型客船DFDSシーウェイズ1 16大型客船DFDSシーウェイズ2
17デンマーク・コペンハーゲン人魚姫の像 18コペンハーゲン・カステレット要塞
19コペンハーゲン・アマリエンボー宮殿 20 デンマーク・ニューハウン地区
21ストロイエ・ロイヤルコペンハーゲン 22デンマーク・昼食スモーブロー・ホテル
23デンマーク・チボリ公園 24デンマーク・クリスチャンボー塔からの眺め
25ストロイエショッピングと夕ご飯 26デンマーク~スウェーデン国際特急SJ2000
27スウェーデン・ストックホルム市庁舎 28スウェーデン・ストックホルム市内バス観光
29スウェーデン・ガムラスタン・ノーベル博物館 30ガラムスタン散策・夕ご飯
31スウェーデン・ホテル・スーパー・スカイビュー 32 帰国・お土産
7月9日(木)
スタルハイムホテルを後にして、今日は、この後
255キロの道のりを、バスで約5時間かけて、
ノルウェーの首都オスロまで向かいます。
ノルウェーの自然
それにしても、ノルウェーの自然は本当に素晴らしいです。
どこまでも続く壮大な景色、同じような風景ではあるけれど、
でも、全然見飽きないんです。
カーブの道を走っていると、なんだか日が差してくるように感じましたが。。
やっぱり。。ほら。
突然、目の前に青空が開けました。
やっぱり、青空はいいですね~。
今回の旅行では、今までは、雨は降らないものの、
うす曇りの日が多くて、真っ青な空に憧れていました。
山の緑も、氷河の白も、光を浴びると、輝いて見えますね。
嬉しいな~。
スターブ教会
オスロへの途中、木造のスターブ教会に立ち寄りました。
ノルウェーには、スターブ教会と呼ばれる独特な木造教会があります。
スターブ教会は、1100年代から1300年代の、
約200年の間に1000棟以上建てられたそうですが、
今、残っているのは、わずか30棟ほどだそうです。
ボルグンスターブ教会
その中でも、最も保存状態の良い教会であると言われる
ローダールという山岳地方にあるボルグンスターブ教会へやってきました。
こちらは売店、右端に見えているのがボルグンスターヴ教会ですよ。
今まで、見てきたヨーロッパの教会とは全然違う。。
ちょっと異様な雰囲気です。周りをお墓に囲まれています。
尖った教会の屋根は、魚のうろこのように黒い板で覆われていて、
屋根には龍頭がついています。
龍頭はヴァイキング船についていたものと同じく魔よけを意味しているそうです。
ヴァイキング時代の名残も感じさせるスターブ教会。
釘やねじをいっさい使わず、支柱や厚板を組み合わせて作る
ノルウェー独特の建築方式で作られた教会なのだそうです。
売店へ
一通りスターブ教会を見た後は、売店へと戻ります。
青い空が広がって嬉しい~。
青い空、日の光を受けた山の白い氷河。
陽の光が嬉しい~、待ち遠しい~
という北欧の人の気持ちが
よくわかるような気がします。
カフェとショップとを併設している売店。
ヴァイキンング映画に出てきても、よく似合いそうな
店員のお兄さん。
私も小物を一つだけ買いました。
オスロへ
さて、バスは、またオスロ目指して走り続けます。
青空があると、ドライブも楽しくなりますね~。
のどかな川べりの村。。
でも、ふと、バスの下の方を見ると。。
お~っと、こんな山道を走っていたんですね。。
昨日、スタルハイムホテルへ向かう途中も
山道怖かったね~。。という人がいましたが、
なるほど。。確かに怖いです。。
下は、まさに崖。。
でも、ここは、バスの運転手さんを信じる以外ありません。
紺碧の水をたたえた湖、氷河の残る山々、
日差しを浴びて木々の緑が美しく光り、
そのそばを雪溶け水がごうごうと流れています。
かと思ったら、広い牧草地の静かでのどかな風景。
こんな自然の景色を見ることが、ノルウェーを訪れる魅力の一つですよね~。
こんな小さくて可愛いホテルもありました。
車がいっぱい停まっていたので、
地元の方に人気のホテルなのかな。。
ドライバーさんの休憩
途中ドライブインで休憩がありました。
これは、現地の交通法規に従い、
ドライバーさんが、休憩時間をとることが義務付けられているもので、
その間45分ほど、私達は、ドライブインをうろうろ。。
広いスーパーのようなドライブインで、
お菓子屋さんや衣料品店など、いわゆる地元のお店がずらり。。
お土産屋さんがあればいいのにね~なんて言いながら、
(見つけられなかっただけかもしれませんが。。)
スーパーでお菓子を買いました。
ドライブインの敷地の中には、小さな幼児さん用の
公園もあって、子供たちが楽しそうに遊んでいます。
どこの国も、子供って本当に可愛いですよね~。
ノルウェーの歴史
さて、ドライバーさんの休憩も終わり
再びオスロに向かって出発です。
ここから、オスローまではバスの車窓からの景色を楽しみます。
ノルウェーの景色を見ながら、
少しノルウェーの歴史のついてお話をすると。。
8世紀から12世紀にスカンジナビア地方に住んでいた民族を
ヴァイキングといいます。
現在はその民族が、ノルウェー、スウェーデン、
デンマークの3つに別れているそうです。
9世紀~10世紀ごろまで、「ヴァイキング時代」と呼ばれた時代、
ヴァイキングはヴァイキング船を使って海外へ出かけ、
奇襲で物資を獲得する海賊として周りの諸国から恐れられていました。
でも、造船技術や航海術は素晴らしく、ルーン文字もあり、
彼らなりの信仰心や芸術性も高かったらしいです。
その頃が、ノルウェー史上、一番活気のあった時代だったと
言われているそう。。
ノルウェーが統一国家となったのは1030年ごろ。
でも、1350年ごろ、黒死病によりノルウェーの人口が半分以下になったり、
デンマークと連合を結び、属領のようにみなされたり、
デンマークとの連合解消後も、今度はスウェーデンと連合を結ぶことになったり。。
辛く不遇の時代が多かったノルウェーのようです。
でも、スウェーデンとの連合は、1905年に平和的に解消され、
1905年にノルウェーは独立して、ホーコン7世が即位します。
でも、また、1940年にはドイツに占領されてしまい、
1945年やっとドイツの占領から解放されるのです。
こうした辛い時期を乗り越えてきた1960年代の終わり、
ノルウェー沖で大規模な海底油田と天然ガス田が発見されます。
この発見は、ノルウェー経済を大きく発展させ、
ノルウェーを、近代福祉国家、先進工業国、
別荘やクルージング船を持つ人が多くいる裕福な国に変えました。
ノーベル賞平和賞
ところで、毎年ノーベル賞の授賞式が、
スウェーデンのストックホルムで開かれますが、
平和賞だけは、ノルウェーのオスロで行われるのを知ってましたか?
どうして、平和賞だけがオスロなんだろう。。と思いましたが、
これは、ノーベルの遺言だったそうなのです。
ノーベルはスウェーデン人なのですが、
スウェーデンとノルウェー、両国の和解と平和を祈念して、
平和賞だけは、ノルウェーのオスロで行うよう遺言したのだとか。。
スウェーデンとノルウェーの連合を、
戦いでなく話し合いにより終わらせたノルウェーに
ノーベルが敬意を払ったのかもしれませんね~。
さぁ、その、ノーベル賞平和賞が行われる
ノルウェーのオスロにもうすぐ着きますよ~。
北欧旅行12 ノルウェー・オスロ・フログネル公園へ続きます。
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