京のたんぽぽ日記

海外旅行や日本旅行を中心に、京都の美味しいお店の紹介なども。
穏やかで自分を活かせる日々にしたい。

北欧旅行27 スウェーデン・ストックホルム市庁舎

2015-11-02 13:11:00 | 海外旅行2015 12月北欧4か国

11月に入ってしまいましたね。
あと2か月で今年も終わりなんて、早いな。。

11月には、まーちゃんの七五三もあるんですよ。
今から、楽しみにしています。

でも、ブログはまだ夏の北欧。
早く終わらせてしまわないととは思うのですが、なかなか。

でも、最後の国スウェーデンまで来ましたので、
あともう少し頑張りますね~。


北欧旅行26 デンマーク~スウェーデン国際特急SJ2000の続きです。

素晴らしき北欧4ヵ国周遊ハイライト行程
1フィンランドへ出国・ヘルシンキ市内観光1 2フィンランド・ヘルシンキ市内観光2
3フィンランド・ベストウエスタンプラスハーガホテル 4ノルウェーベルゲン市内観光
5ノルウェー・ベルゲン世界遺産ブリッゲン地区 6ハダンゲルフィヨルドブラカネスホテル
7ノルウェー・ウルヴィック散策~ツヴィンデの滝 8ノルウェー・フロム山岳鉄道の旅
9ノルウェーソグネフィヨルドクルーズ  10ソグネフィヨルドスタルハイムホテル
11ノルウェー・スターブ教会・オスロへ  12ノルウェー・オスロ・フログネル公園
13オスロ・王宮・国立美術館  14オスロ国立美術館ムンクの叫びとその生涯
15大型客船DFDSシーウェイズ1 16大型客船DFDSシーウェイズ2
17デンマーク・コペンハーゲン人魚姫の像 18コペンハーゲン・カステレット要塞
19コペンハーゲン・アマリエンボー宮殿   20 デンマーク・ニューハウン地区
21ストロイエ・ロイヤルコペンハーゲン 22デンマーク・昼食スモーブロー・ホテル
23デンマーク・チボリ公園    24デンマーク・クリスチャンボー塔からの眺め
25ストロイエショッピングと夕ご飯 26デンマーク~スウェーデン国際特急SJ2000
27スウェーデン・ストックホルム市庁舎 28スウェーデン・ストックホルム市内バス観光
29スウェーデン・ガムラスタン・ノーベル博物館 30ガラムスタン散策・夕ご飯
31スウェーデン・ホテル・スーパー・スカイビュー  32 帰国・お土産

 


 7月11日(土)

スウェーデン ストックホルム

いよいよ、北欧旅行最後の国スウェーデンへやってきました。
国際特急SJ2000長かった~。。

フィンランドからノルウェー、そしてデンマーク、
スウェーデンは、この旅行で4各国目、最後の国となります。

ストックホルムの人口は、約90万人。
京都市の人口147万人よりもずっと少ないですよね。

それでも、スカンジナビア半島で最大の人口を誇る街だそうです。

ストックホルムの街並み

バスの窓から、ストックホルムの街を。

 落ち着いた色合いのシックな街です。

 

 建物は、やっぱりヨーロッパ的でお洒落~。

のんびりとこういう街角、歩いてみたいな~。

 

ストックホルムの市庁舎

そして、 ストックホルムの市庁舎へ到着。

ストックホルムの市庁舎は、ノーベル賞受賞者の公式晩餐会が
開かれる会場ですよ。

ストックホルムのシンボルともいえる高さ106mの展望塔と、
赤レンガの歴史を感じさせる建物。


市庁舎の中庭

市庁舎の中庭は、メーラレン湖に面していて
石畳と芝生が碁盤の目のような美しい模様を織りなしています。


私達は、市庁舎の見学の順番がくるまでここで待つことになりました。

ほら、結婚式も何組か行われているようですよ。
白いウェディングドレスの花嫁さんが何人か。。

メーラレン湖の向こうに見えるおとぎの国のような街は
旧市街地のガムラ・スタン。

リッダーホルム教会の尖塔が印象的で、ほんとまるで絵画を見ているようです。

ストックホルムは、北欧のヴェネツィアといわれるそうですが、
ほんと、その言葉が分かるような気がします。
ゴンドラの船はないけれどね。

気持ちよくて、しばらくじ~っと見つめていたい気分。

でも。。そろそろ市庁舎の見学が始まるみたいで、
集合の声がかかってしまいました。

振り返ると、市庁舎の赤レンガの建物。
今から、この中に入っていくんですよね。
 

ノーベルウィーク

ストックホルムでは、毎年、12月6日から1週間は
ノーベルウィークと呼ばれ、
ストックホルム各地で受賞記念講演や祝賀行事などが
行われるそうです。

ストックホルム大学などで、受賞記念講演をした受賞者は
12月10日(水)アルフレッド・ノーベルの命日に、
ストックホルムのコンサートホールにおいて、
ノーベル賞の授賞式に出席します。

北欧旅行のノルウェーの時にも書きましたが、
平和賞の授賞式だけはオスロの市庁舎で行われるんですよ。

北欧旅行11 ノルウェー・スターブ教会・オスロへ
北欧旅行14 オスロ国立美術館ムンクの叫びとその生涯


それ以外の5分野、物理学、化学、生理学医学、文学、経済学は、
ストックホルムのコンサートホールで授賞式が行われます。

受賞者には、賞金の小切手や賞状、メダルが贈られ、
授賞式典の模様は、スウェーデンの国営放送で
スウェーデン国内中に生中継されるそうです。

そりゃ、スウェーデンの国家的行事ですもんね。

市庁舎見学の始まり

その授賞式の後、公式晩餐会が行われるのが、
このストックホルム市庁舎なのです。

 ブルー・ホール

建物の中に入るとブルーグレー色の大理石が敷き詰められた
会場がありました。
ここがノーベル賞の晩餐会=ノーベルバンケットが行われる
ブルー・ホールです。

今は体育館のような何もないがらんとした会場ですが、
当日は、年に1回だけ、この会場一面にテーブルと椅子が
セッティングされます。

天井がブルーにライティングされるようですよ。

ノーベルバンケットには、スウェーデン国王はじめロイヤルファミリーと
受賞者など約1300名もの人が参加して、
世界で最も混み合う晩餐会とも言われているそうです。 

1901年の第1回から、北里柴三郎や野口英世など日本人が
ノーベル賞の候補としてのぼりながらも、
人種の偏見で受賞できなかったのだとか。。

 

 日本人として初めて受賞されたのは、
1949年、湯川秀樹博士でした。

その後14年間日本人の受賞はありませんでしたが
1965年物理学賞で朝永振一郎氏が、
その3年後の1968年には、文学賞で川端康成氏と続くわけです。

朝永氏や川端氏の受賞の頃は、私は小中学生でしたが、
なんだかすごい事がおこったんだな。。って
子供なりに感激したのを覚えています。

そして、2014年には3人(物理学賞で赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏)
今年2015年には2人と(医学生理学賞で大村智氏、物理学賞で梶田隆章氏)
日本人はすごい快挙。

日本人のノーベル賞受賞者は24名にものぼり
非欧米諸国の中で最も多い人数だそうですよ。

アルフレッド・ノーベル肖像

ホールの壁にかかっているアルフレッド・ノーベルの横顔。
ノーベル賞の金メダルにも、この横顔が刻まれています。

紳士的でとっても素敵な方だったんですね。

 晩餐会が終わったら、受賞達はこの階段を上がり、

舞踏会の行われるゴールデン・ホールへと向かいます。

2階の会議場

でも、ゴールデン・ホールに行く前に、まずは2階にある会議場へ。
ここは、市庁舎。ですから、会議が行われるのは当たり前ですが、

その会議場が、また、すごい。。
これが、会議場?と思うような豪華な造りで重厚感に満ちています。


会議場に、豪華なシャンデリア。
天井は、ヴァイキング船の船底のつくりと同じ木組みで
できているのだとか。。

 こんなところで会議するんだ。。と、皆びっくりでした。

女性議員が半数近くもおられるそうで、

その他にも図書室や、

 談話室、

 女性議員の為の控え室もなどもあるそうです。

ゴールデン・ホール

そして、いよいよ、ノーベル賞の晩餐会後の舞踏会会場である
ゴールデン・ホールの見学です。

ゴールデン・ホールは、まさに金色に光り輝く
豪華絢爛な黄金の部屋。


正面に描かれている壁画は、「メーラレンの女王」だそうです。

この黄金の部屋には、なんと1900万枚もの金箔が貼られているのだとか。。 

 

両側の壁面にはスウェーデン1千年の歴史が
描かれているそうです。

 

この部屋で、歴代のノーベル賞受賞者が燕尾服を着て
奥様とダンスをされるんですよね~。

 

 その時の様子の写真を見つけたので、ちょっとお借りしてきました。

 

 晩餐会もそうですが、こちらの舞踏会も結構混みあっているようですね。

 

 ノーベル賞授賞晩餐会用の食器

ノーベル賞授賞晩餐会用の食器やカトラリー(食卓用のナイフ・
フォーク・スプーンなどのこと)が飾られていました。

食器は、スウェーデン王室御用達のロースストランド。
カトラリーは、1991年からは日本製の物が使われているそうですよ。

世界最大級の晩餐会で出されるお料理は、北欧の食材を使い
ノーベルディナーでしか味わえない素晴らしいお料理になっているそうです。

でも、メニューの内容は、晩餐会の時まで秘密にされているようですよ。

市庁舎地下のレストランで、ノーベル賞授賞晩餐会の再現メニューが
味わえるのだとか。。一度、食べてみたいものですよね。

ノーベル賞をかたどったチョコレートも飾られています。

このチョコレートは、市庁舎では売っていなくて、
ガラムスタンにある ノーベル博物館で買えますよ。

 

もうすぐ2015年のノーベル賞授賞式。
12月10日には、

医学生理学賞の大村智氏や、
物理学賞の梶田隆章氏も

このストックホルムの市庁舎で素敵な時間を過ごされるのでしょうね。

 

 北欧旅行28 スウェーデン・ストックホルム市内バス観光
へ続きます。

 

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4 コメント

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Unknown (アリス)
2015-11-03 06:16:26
たんぽぽさん、いつも丁寧な旅行記で感心して読んで
います。

ムンクの絵画のところでコメントしなかったですが、
たんぽぽさんのブログ記事でムンクのことかなり
詳しく知れてよかったです。今回もノーベル賞のこと
詳しく書かれていて、すごいです!私にはなかなか
書けないので、尊敬します。

スウエーデンの言えば、バンコクに住んでいたころの
習い事の先生がバンコク在住の日本の方でしたが、
娘さんがスウェーデンの方と結婚して、お孫さんが
金髪のかわいい女の子だったとか、「こんな暑い国に
住んでいるのに、スウエーデンなんかで暮らせないよ
私は」なんて話していたことを懐かしく思い出しました。
Unknown (小梅)
2015-11-03 23:30:01
たんぽぽさんの北欧旅行記の最中に大村氏、
梶田氏のノーベル賞受賞のニュースが入りましたね~(^-^)
その時からストックホルムの市庁舎の記事を楽しみに待ってました(^-^)
たんぽぽさんと一緒に旅をしながらストックホルムに着いた気分です。

ノーベル賞受賞式の様子を伝えるニュースで
見るだけのストックホルム市庁舎の映像。
今回はたんぽぽさんに案内してもらい ゆっくり見せてもらいましたよ~(^-^)

ノーベル賞受賞晩餐会の再現メニューですか。
私も食べてみたいなぁ。。
晩餐会ディナーのカトラリー、日本製が使われているなんて嬉しいですね。
そう言えば晩餐会で日本酒が振る舞われていると聞きました。
神戸・灘五郷のひとつ、確か御影郷にある酒造さんが作っている福寿というお酒。
いつから振る舞われているか わかりませんが
京大の山中教授が受賞された時の晩餐会で私は初めて知りました(^-^)
アリスさんへ (たんぽぽ)
2015-11-04 12:36:49
アリスさん、ありがとうございます。

旅行後にブログを書くことで、自分自身訪ねた街や観光地の事を
旅行前や旅行中よりも詳しく知ることになっていると思います。
旅行前にこれだけの下調べをしておいたら
もっと有効に時間使えたかも。。なんていつも思うのですが、それは、なかなか。。

ムンクの事も、私もムンクの叫びしか知りませんでした。私自身書きながら、そうだったのか。。なんて
思っているんですよ。

バンコクは、とっても暑い国ですよね。スウェーデンは
夏でも涼しい国。あまりにも気候が違いすぎますよね。
でも、スウェーデンは、そんな機会があるなら、住んでみたい国ですよ~。
小梅さんへ (たんぽぽ)
2015-11-04 12:51:06
もうすぐ、本当にノーベル賞の授賞式ですよね。
ノーベル賞に輝かれた大村氏と梶田氏、
どんなふうにストックホルムでの日々を過ごされるんでしょうね。
結構、スケジュールはハードで、観光しているような余裕はないみたいですよ。

ノーベル賞受賞晩餐会の再現メニュー、
予約が必要ですが、年代も指定して(例えば、山中氏が食べられたディナー)とか、
食べれるみたいですよ。
いいな~、食べてみたいですよね。

そうそう、日本酒の事もガイドさんが言ってられました。
神戸・酒心館の福寿ですよね。
益川氏らが受賞した2008年以来、日本人が受賞した際の定番になっているようですよ。
どんな日本酒だろう。。これも飲んでみたいですね。

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