京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

電気屋さんのバスツアー②なんば花月 よしもと

2007-06-30 10:33:33 | 美術館・観劇・映画・スポーツ
なんば花月 よしもと

大阪ツイン21タワーを出たバスは、30分ほどで千日前に着きました。
ここから、千日前商店街を少し行くと、なんばグランド花月があるそうです。


                    千日前商店街

賑やかな千日前商店街をきょろきょろ見ながら歩いていくと、
YOSIMOTOの看板が見えてきました。



よしもとという言葉を聞くと、どうしても思い出して
しまう話が、私にはあります。

話は突然、長男の高校時代にさかのぼります。
長男の友人が体育の授業中、サッカーをしていて
友達とぶつかり、足の骨を骨折した事があるのです。

骨折自体はたいしたこと無かったのですが、
その検査の最中に、ひざに腫瘍が見つかってしまったのです。
悪性ではなかったのですが、できた場所が神経の集まる
難しい場所という事で、入院して精密検査の結果次第では
ひざから下を切断しなければならないと
ドクターから言われたらしいのです。

私は、彼のお母さんと偶然にも昔からの知り合いで
とても仲がよかったのですが、息子さんがそんなことになり、
私もとってもショックだったのを覚えています。

結果的には、手術は無事に行われ、足を切断する事も無く
息子さんは元通りに回復されたのですが、
お見舞いに行った私に、彼女がこんな話をしてくれました。


 彼女は、息子さんが足を切断しなければならないかもと言われて、
 毎日毎日不安で怖くて泣いてばかりいたというのです。
 息子さんも不安で、毎日、毎日が暗く、家中が悲壮感に覆われ、
 家から全く笑いがなくなってしまったのでした。

 ところが、明日入院という日、彼女は 
 「泣いてばかりではあかん。。楽しい思い出をつくらなあかん。
  ひょっとしたら、息子両足で出かける事のできる
  最後の日かもしれんし。。」と
 息子さんと二人、大阪までよしもとを見に行ったというのです。

 なんば花月の劇場で、よしもとを二人して見ながら、
 久しぶりに大声で笑い、笑って、笑って、それから泣いたと。
 そして、これからどんな事が起こってもがんばるんや
 心に誓ったというのです。

 辛かった彼女達を一瞬でも、笑わせてくれたよしもと、
 あの時の舞台は一生忘れないと、彼女は言っていました。


この話を聞いた時、私は胸が一杯になってしまったのですが、
今日、なんばグランド花月に実際に来てみて、
やっぱり、私は彼女達の事を思い出していました。
どの席に座って、彼女達は舞台を見つめていたんだろう。。
と、その時の彼女達の気持ちを思いながら。

実際の舞台は、テレビで見るよりもずっとずっとおもしろく
周りの大きな爆笑とともに、主人も私も大笑い。
どんな時でも、ひと時でも心を和ませてくれる笑いのすごさを
あらためて知った思いでした。


           よしもとのグッズ売り場

こちらが、グッズ売り場で買ったよしもとのストラップ



今日の漫才漫談出演者は、$10、Wヤング、
西川のりお・上方よしお、月亭八方、今いくよ・くるよ。。
みんなやっぱり、さすがプロ
当たり前かもしれないけれど、話がホントうまい

今週の吉本新喜劇は、「6月の花嫁」という題で
石田靖、内場勝則、未知やすえ、桑原和男、井上竜夫
などが出演していました。

今日の舞台は未知やすえさんがNG連発で
それがかえって、おもしろかった~。
なんだか、ちょっとくせになってしまいそう。。
今度は、電車で来て、法善寺横町や道頓堀
行ってみようと、主人と話しています。

電気屋さん、楽しいツァーをありがとう。
参加してほんとよかったです。

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