個人的なことで恐縮だが、私は憲法施行の年に生まれた。
だから、友人には憲法の「憲」をとって名付けられた憲雄くんや憲夫くん憲正くんといった人が多い。
それなりに憲法については物心ついた時から、いろいろ教えられてきた。
施行から66年を経過して憲法改正論議がにわかに活気づいている。
その一つが国会発議要件を緩和する96条を改憲をしようとして安倍総理が意欲を示しているのだが、憲法記念日のきょう、護憲派、改憲派がそれぞれ集会を開くなどして、イベントでそれぞれの立場から訴えていた。
またNHKでも各党の代表が議論していた。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130503/k10014349911000.html
それぞれの言い分は解るのだが、与党などの衆参議院で議員の2分の1の発議で改憲発議ができるようにするということになると、少々問題がありそうな気がする。
憲法改正の議論は主権者である国民の意見を十分に聞いた上で進めていただかないと、危険だ。
短兵急に進めすぎると必ず失敗がある。
次の参院選で焦点となることは確かだが、各政党は今後十分な議論を重ね、96条改正でわれわれ国民にとってどのような問題が出てくるのか、分かりやすく説明していただけることを願う。