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尾藤さん逝く

2011年03月07日 | Weblog

箕島高校野球部監督だった尾藤公さんが6日、逝去した。68歳だった。あまりにも早い天国行きだ。

尾藤さんは60年代後半から母校の監督を引き受け、ずっと甲子園の常連校に育て上げた。史上3校目の春夏連覇を果たした上、春3回、夏1回の甲子園優勝を果たした。 

http://www.asahi.com/obituaries/update/0306/OSK201103060002.html(Asahi.com)

詳細は上の記事でご覧のとおり。忘れられないのはやはり“尾藤スマイル”だ。選手がミスをしても一向に怒り顔にならない。テレビや実際に甲子園球場で見ていても、流石、教育の一環といわれる高校野球の監督として、“選手を育てる”ことに徹していた。

この尾藤スマイルは、後々、甲子園を目指す監督たちに伝染?(失礼かも分からないが・・・)し、練習場では鬼のように厳しい監督も甲子園ではスマイルでの采配が見られるようになってきた。

甲子園センバツで初出場初優勝を果たした元宇和島東上甲監督もその1人。この二人のスマイルは、脳裏に焼きついている。

また、79年夏の甲子園で、石川星稜高校との延長18回の激闘は球史に残る一戦でその後山下監督とは義理の兄弟のようになり、高校生だけでなく監督の育成にも尽力した。

04年に始まった癌との戦いをしながら、朝日放送の高校野球解説では的確なコメントで全国のファンを魅了していたが、ここ数年その声が途絶え残念だと思っていたら、病魔が進行していた。

20世紀後半の高校野球のスタイルやあり方を大きく変えた1人で、私には常に好印象を与え続けてくれた。

いつも爽やかな印象を届けてくださった尾藤さん ゆっくりとお休みください。

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