「みんさー工芸館」に沖縄女性の入れ墨「ハジチ(針突)」が案内されていました。
この入れ墨の模様一つ一つに意味があるそうで、魔除け・願いごとなどが込められているようです。
日本には「言霊(ことだま)の文化」があると言われていますが、「ハジチ(針突)」は絵文字により、呪文などを表現していたものと思われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d9/c9f166094e718904b915290050342fdf.jpg)
「成人の証・入墨 ハジチ(針突)」と説明され、女性の手の甲に施された入墨の写真が掲示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e7/b645f1b18b83aac8edc38148524bf83c.jpg)
みんさーの帯の横に面白い資料が掲示されていましたので以下に説明文を転記します。
■ハジチ (針突き)
ハジチは、女性達が手に入墨を施すという沖縄、奄美の島々の古い風習で、地域などにより、色々な模様がありました。
明治32年(1899年)、日本政府は、野蛮な風習として禁止令を出しましたが、隠れてハジチを行う女性も多く、現在でも高齢者に散見されているようです。
説明文の下には島々の入れ墨の模様のイラストがありました。
島の名前と、位置がよくわからなかったので地図と結びつけてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/87/52af5ae7112b53ea29a47a8b6e3e09b8.jpg)
奄美大島から沖縄県全体の地図です。
二つの以下の二つの地図にに分け、ハジチの模様をひも付けてみました。
■地図-A 奄美諸島、沖縄諸島
■地図-B 先島諸島(宮古島・八重山)
しかし、ハジチの模様は、身分・時代によっても違うようで、以下に掲載された模様が、どの時代の、どの身分のものかは分りません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/eb/079433b0fa849fb1f90424f97d55d5de.jpg)
■地図-A
地図にひも付けると、島の位置により、模様が違いが共通だったり、変わっていたりするのがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/22/d59e56504a11d947e2e2e68715cfadd2.jpg)
■地図-B
宮古島や、その付近の島々のハジチの模様は際立って複雑で、石垣島・竹富島の模様はシンプルな感じです。
この入れ墨の模様一つ一つに意味があるそうで、魔除け・願いごとなどが込められているようです。
日本には「言霊(ことだま)の文化」があると言われていますが、「ハジチ(針突)」は絵文字により、呪文などを表現していたものと思われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d9/c9f166094e718904b915290050342fdf.jpg)
「成人の証・入墨 ハジチ(針突)」と説明され、女性の手の甲に施された入墨の写真が掲示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e7/b645f1b18b83aac8edc38148524bf83c.jpg)
みんさーの帯の横に面白い資料が掲示されていましたので以下に説明文を転記します。
■ハジチ (針突き)
ハジチは、女性達が手に入墨を施すという沖縄、奄美の島々の古い風習で、地域などにより、色々な模様がありました。
明治32年(1899年)、日本政府は、野蛮な風習として禁止令を出しましたが、隠れてハジチを行う女性も多く、現在でも高齢者に散見されているようです。
説明文の下には島々の入れ墨の模様のイラストがありました。
島の名前と、位置がよくわからなかったので地図と結びつけてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/87/52af5ae7112b53ea29a47a8b6e3e09b8.jpg)
奄美大島から沖縄県全体の地図です。
二つの以下の二つの地図にに分け、ハジチの模様をひも付けてみました。
■地図-A 奄美諸島、沖縄諸島
■地図-B 先島諸島(宮古島・八重山)
しかし、ハジチの模様は、身分・時代によっても違うようで、以下に掲載された模様が、どの時代の、どの身分のものかは分りません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/eb/079433b0fa849fb1f90424f97d55d5de.jpg)
■地図-A
地図にひも付けると、島の位置により、模様が違いが共通だったり、変わっていたりするのがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/22/d59e56504a11d947e2e2e68715cfadd2.jpg)
■地図-B
宮古島や、その付近の島々のハジチの模様は際立って複雑で、石垣島・竹富島の模様はシンプルな感じです。
コメントありがとうございます。
ハジチ(針突)など入墨の文化は、おそらく弥生時代以前から世界的にあったのかも知れませんね。
魏志倭人伝の一節に「男子は大小無く皆鯨面文身」とあり、今は無き日本の入墨文化には興味をそそられます。
どうぞ宜しくお願いします。
ドイツの方が興味をもたれている事に驚きました。
掲載した写真や、文章に参考とした本はなく、参考になる本もよく知りません。
ブログの記事は、展示されていた案内文や、資料の写真を編集したものです。
このブログで、ハジチや入墨について記載したページが他に3ヶ所あります。
1.2007年04月05日 琉球女性の「入れ墨の文化」
2.2007年04月28日 竹富島の「喜宝院蒐集館」で見た「ハジチ」
3.2010年10月31日 北海道旅行No.43 間宮林蔵樺太探検の記録「北夷分界余話」の世界
北海道の記事は、先住民族アイヌに入墨の風習があったことを紹介したものです。
又、日本の古代の書籍「日本書紀」にも入墨の記載があり、日本列島全体に風習があったと考えられます。
しかし、アイヌなど縄文時代から日本列島に住む民族と、弥生時代に大陸から来た民族の両方に入墨の風習が認められますが、その違いは不明です。
(インターネット検索で見つけた本です)
「南島針突紀行―沖縄婦人の入墨を見る」 市川重治著・那覇出版社・1983年発行 \1,575
この文化を知りませんでした。
本で読んで知り、とてもすばらしい文化と
思い感動しました。
独自の文化をもっともっともっと
貫いてほしいです。
方言ももっと盛んになってほしい。
コメントありがとうございます。
沖縄独特の文化に触れる旅もたのしいですね。
残念ながらハジチの風習は消えてしまいました。
沖縄では親族が先祖の墓の前に集まり、楽しく食事をする風景を目にします。
一人暮らしが急増する現代、地域や、親族の人たちのとの絆の他、先祖の霊との絆を大切にする風習は、少しでも見習いたいものです。
自分のホームページには、ハジチや琉球の文化について書くつもりです。宜しければ、tako888kさんのブログを出典として使ってみたいと思います。それから、リンク集にも入れるつもりです。OKなら、教えて下さい。
これから、時々ここを読みましょう!:o)
少し参考になったようで、うれしく思います。
ブログのリンクは歓迎です。
Andreasさんのホームページに素晴らしい記事が掲載されることを期待しています。
今度日本へ行ってから、もっと詳しく研究するつもりです。
ハジチのページを見せて頂きました。
野蛮な風習とも思えるハジチが分かりやすく説明されていると思います。
ハジチの絵も昔の沖縄の女性が好んだ美しさが伝わってくるようです。
<沖縄現地での資料の収集について>
日本には市町村(行政区域)毎に歴史民俗資料館や、小さな博物館があり、その一部で地域の歴史に関する本や資料を販売しています。
インターネット検索で「沖縄 歴史民俗資料館」で探すと、多くの施設が出てきます。
その中で、ハジチ関係の資料が入手できる可能性があります。
私は、国内旅行では各地の歴史民俗資料館を訪れ、地域の歴史や文化に触れることを楽しみにしています。