今回はカラーブックスネタから
今回は「私鉄ローカル線」をば。
本書はいわゆる「地方私鉄」を中心にその沿革とそこを走る車両の紹介を中心に著されたものです。
本書が出た平成5年当時は鉄道ファンの間でも地方私鉄への注目度はそう高くなく、ましてや一般レベルでは利用者でもない限り「田舎の私鉄」を意識すること自体がまれな時期だったと思います。
その意味で地方私鉄のラインナップからスタートした「鉄道コレクション」はその着眼点とラインナップの巧みさでまずNゲージャーを、次いで一般の鉄道ファンを巻き込む形で「21世紀になってから地方私鉄にスポットライトを当てる」きっかけの一つになったのは間違いないと思います)
ですから「地方私鉄」ではなく「私鉄ローカル線」という書名で少しでも注意を引こうとする意図は感じられます。
(ですが「私鉄ローカル」なんていうと「大手私鉄の田舎支線」というイメージも重なりそうですが。まあ、名鉄の谷汲線も掲載されてはいますが。
また、本書の特集として上述の谷汲線と津軽のストーブ列車、元飯田線の電機たちの転属先の俯瞰があり、カラーブックスとしてはこういう小特集がついてくるのは異色な方と言えます。地方私鉄に馴染みのない層にこのジャンルに少しでも注目してもらおうという意欲の表れかもしれません。
また今の目で見て新鮮なのは機関車の紹介の比率が高いこと。
鉄コレ以降に地方私鉄に興味を持った身からすれば「地方私鉄=大手の払い下げ電車の余生」とかいうイメージが強い上に近年は貨物扱いの縮小で地方私鉄ですら機関車が少なくなっている現状ですから、弘南、蒲原、岳南などの機関車がカラーでバンバン載っている本書はかなり新鮮に映りました。
地方私鉄ならではのこじんまり感のある機関車群は今見ても魅力的です。
(こうなると紙面のボリュームの都合で秩父鉄道や関西系の私鉄がないのが惜しいですね。本書の続巻てあるのかな?)
地方私鉄ならではの小型古典機が引く列車がのんびりと走る風景が堪能できる一冊で、私なんかはよく寝る前にこれを読んだりします。
今回は「私鉄ローカル線」をば。
本書はいわゆる「地方私鉄」を中心にその沿革とそこを走る車両の紹介を中心に著されたものです。
本書が出た平成5年当時は鉄道ファンの間でも地方私鉄への注目度はそう高くなく、ましてや一般レベルでは利用者でもない限り「田舎の私鉄」を意識すること自体がまれな時期だったと思います。
その意味で地方私鉄のラインナップからスタートした「鉄道コレクション」はその着眼点とラインナップの巧みさでまずNゲージャーを、次いで一般の鉄道ファンを巻き込む形で「21世紀になってから地方私鉄にスポットライトを当てる」きっかけの一つになったのは間違いないと思います)
ですから「地方私鉄」ではなく「私鉄ローカル線」という書名で少しでも注意を引こうとする意図は感じられます。
(ですが「私鉄ローカル」なんていうと「大手私鉄の田舎支線」というイメージも重なりそうですが。まあ、名鉄の谷汲線も掲載されてはいますが。
また、本書の特集として上述の谷汲線と津軽のストーブ列車、元飯田線の電機たちの転属先の俯瞰があり、カラーブックスとしてはこういう小特集がついてくるのは異色な方と言えます。地方私鉄に馴染みのない層にこのジャンルに少しでも注目してもらおうという意欲の表れかもしれません。
また今の目で見て新鮮なのは機関車の紹介の比率が高いこと。
鉄コレ以降に地方私鉄に興味を持った身からすれば「地方私鉄=大手の払い下げ電車の余生」とかいうイメージが強い上に近年は貨物扱いの縮小で地方私鉄ですら機関車が少なくなっている現状ですから、弘南、蒲原、岳南などの機関車がカラーでバンバン載っている本書はかなり新鮮に映りました。
地方私鉄ならではのこじんまり感のある機関車群は今見ても魅力的です。
(こうなると紙面のボリュームの都合で秩父鉄道や関西系の私鉄がないのが惜しいですね。本書の続巻てあるのかな?)
地方私鉄ならではの小型古典機が引く列車がのんびりと走る風景が堪能できる一冊で、私なんかはよく寝る前にこれを読んだりします。