光山鉄道管理局・アーカイブス

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5月7日でEF57のはなし

2021-05-07 05:35:08 | 車両・電気機関車
 先日に引き続いてGWスペシャル。

 連休も過ぎたのに何故?と思われる向きもありましょうが、実は私の職場は原則祝日出勤なのでGW明けのタイミングで代休が入ることが多い。つまり今のタイミングの方が(わたし的に)GWっぽい気分になれるからです(爆笑)

 そんな訳で5月7日に因んで「EF57の日」をこじつけます。

 私が初めて買った関水金属(後のKATO)の1975年のカタログには実際にリリースされていたモデルよりも「これからの製品予定の方が形式数が多い」という逆転現象が起きていて異様でした。
 これを例えるなら朝早くSAのフードコートにたどり着いてみたら「ラーメンとカレー以外のメニューが全て準備中だった」様な物ですか(汗)

 そのカタログ上ではC50、D52、D62、181系、153系、キハ82系、EH10、DD13と、実に錚々たる「発売予定」が並んでいました。
 で、当時金もないガキだった私の楽しみは「その中のどれが早くリリースされるのか」というのを予想する事でした。
 153系やキハ82系は既存の動力が流用できるから早めに出るのではないかと思えましたが、同様にD51の足周りが流用しやすそうに見えたD52や62は40年たった今でもKATOで製品化してくれませんでした(涙)

 逆に技術的な困難さが予想され、後回しになりそうに思えたのがDD13とEF57でした。特に後者はEF65あたりの足周りが流用できない上にデッキ周りに繊細な造形が要求される事から「事によるとEF57だけは最後まで出ないのでは?」とすら思えた物です。
 ところがその後、繊細な手すり表現を要するタキ3000やDD13が相次いで製品化され、予想を上回る出来の良さだった事もあって「これならEF57も?」と期待が一気に高まりました。

 が、実際にNゲージのEF57は僅かにKATOに先んじる形でエンドウの製品が店頭に並びました。KATOのEF57とのインターバルも殆どなかったので複数メーカーの同時競作という意外な展開に当時は驚かされたものです。
 しかも翌年には突然変異的に(それまで0系や583系しか出していない)学研がまさかのEF57製品化をはたす事になり、時ならぬデッキ付き電機の競演状態になったのですから世の中はわからない物です。

 実際に私がEF57を入線させたのはそれから30年近く経ってから初期のKATOの中古を入れたのが最初になりました。後にエンドウの57も入りましたが独特の腰の高さを除けば意外とKATO製との差異は少なく、重連こそしないものの同時運行とかはそれほど違和感なく運用できました。

 余談ですがエンドウの中古のEF57は屋根上モニタのパーツ(ホワイトメタル?)が経年変化で真ん中が不自然に盛り上がる変形を呈しているケースが非常に多いです。
 読者の皆様の中にもしこのモニタ変形のないエンドウのEF57をお持ちの方がいましたら、それは奇跡のお宝の様なものですから是非大切にされる事をお勧めします。
 (私自身、1両だけですがそういう個体を引き当てた事実があるので、少ないながら他にも存在する可能性はあると思います)


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