先日うちの近所に新しい中古ショップがオープンしました。
過去の例から言って、この種のショップは開店初日にはそれなりの出物が出ることが多かったですから、仕事が引けると同時に勇躍店に向かいました。
今回はそこでの掘り出し物から
相場よりも相当に格安でしたがもちろんそれだけの理由がある曲者モデルを選り出しましたw
ワールド工芸のC55流改仕様。
最初は流線形だったC55を後に通常と変わらない形に改装した仕様です。
実車についていえば、鳴り物入りで登場したはずのC55流線形ボディは実際には走っても特に空力には影響せず、むしろメンテナンスの煩雑さが嫌われて一時期は下部のカバーだけ取っ払った「下半身丸出し状態」の時期もあったそうなのですが、とりあえず廃車にならず通常型になっただけ見つけものでしょう。
今年の初め、ワールドのD52(KATOのD51ベースのカスタムキット・・・と思っていたのですが後でよく見たらマイクロのD51ベースでした汗)を入線させた時「ワールドの蒸機としてはこれが最初で最後になるのでは」とか書いたのですが、今回まさかの2機目入線を実現しました。
一応完成品らしいですが、ワールドのテンダードライブ蒸機としては最も初期のモデルとなるそうです。
動力も当然テンダー内蔵ですが、エンドウや中村と違ってエンジン部を集電に使っていないのでテンダー単独でも走れます。
さて、このモデルがなぜ安かったかというと正札の以下の一語が語っています。
「集電不良、走りが不安定です」
つまり動力系のトラブルを抱えていて、走らない可能性があるという事です。
流石にこれは不安でしたから、店頭で試走。
確かにモータが空転している様な響きがあり、まるでクラッチが滑ったMTの故障車みたいな走りです。でも全くの不動でもない。
テンダを裏返すと車軸の遊びが大きい様です。
これは完調に戻せないまでも今の状態よりマシな走りにできるのではと思い、清水から飛ぶ思いで財布を開きます。
帰宅後、台車の様子を見るとギアは一応噛んでいる様で昔のしなのマイクロの電車の様なギアの摩耗の線は薄れます。
ですがよく見ると、左右の台車枠が車輪の一部に摩擦して抵抗になっている様子。
(だからフルスロットルでないとまともに走らない)
幸い台車枠はネジで固定され調整はできる様子なので時計ドライバで調整。
滑りはまだ見られるものの、買った時よりは少しはまともな走りになりました。
ただ、このモデルはワールドの蒸気の中でも初期のモデルで動力性能は元々そう期待できないレベルらしいです。
とはいえ、テンダに推されて走るエンジン部のロッドのアクションは流石に良い雰囲気を出します。
造形についてはあるサイトで「今のワールドのモデルに比べると見劣りする」と書かれていたエンジン周りの造形ですが、25年前のモデルとしては十分にスーパーディテールに見えます。
しかもブラスボディは16番並みの質感を感じさせKATO辺りの「細密だけど冷たい」造形とは一線を画しています。
流改機特有の「絶壁の様な背高゙テンダ」とかキャブ周りの「なんだか変」なところは元々の流線形ボディの名残を残すところでしょうか。
何にしろわたし的には十分に掘り出し物でした(因みに定価の6割引ですが、元々の定価が高いのでKATOの8620並みのお値段でしたが)
過去の例から言って、この種のショップは開店初日にはそれなりの出物が出ることが多かったですから、仕事が引けると同時に勇躍店に向かいました。
今回はそこでの掘り出し物から
相場よりも相当に格安でしたがもちろんそれだけの理由がある曲者モデルを選り出しましたw
ワールド工芸のC55流改仕様。
最初は流線形だったC55を後に通常と変わらない形に改装した仕様です。
実車についていえば、鳴り物入りで登場したはずのC55流線形ボディは実際には走っても特に空力には影響せず、むしろメンテナンスの煩雑さが嫌われて一時期は下部のカバーだけ取っ払った「下半身丸出し状態」の時期もあったそうなのですが、とりあえず廃車にならず通常型になっただけ見つけものでしょう。
今年の初め、ワールドのD52(KATOのD51ベースのカスタムキット・・・と思っていたのですが後でよく見たらマイクロのD51ベースでした汗)を入線させた時「ワールドの蒸機としてはこれが最初で最後になるのでは」とか書いたのですが、今回まさかの2機目入線を実現しました。
一応完成品らしいですが、ワールドのテンダードライブ蒸機としては最も初期のモデルとなるそうです。
動力も当然テンダー内蔵ですが、エンドウや中村と違ってエンジン部を集電に使っていないのでテンダー単独でも走れます。
さて、このモデルがなぜ安かったかというと正札の以下の一語が語っています。
「集電不良、走りが不安定です」
つまり動力系のトラブルを抱えていて、走らない可能性があるという事です。
流石にこれは不安でしたから、店頭で試走。
確かにモータが空転している様な響きがあり、まるでクラッチが滑ったMTの故障車みたいな走りです。でも全くの不動でもない。
テンダを裏返すと車軸の遊びが大きい様です。
これは完調に戻せないまでも今の状態よりマシな走りにできるのではと思い、清水から飛ぶ思いで財布を開きます。
帰宅後、台車の様子を見るとギアは一応噛んでいる様で昔のしなのマイクロの電車の様なギアの摩耗の線は薄れます。
ですがよく見ると、左右の台車枠が車輪の一部に摩擦して抵抗になっている様子。
(だからフルスロットルでないとまともに走らない)
幸い台車枠はネジで固定され調整はできる様子なので時計ドライバで調整。
滑りはまだ見られるものの、買った時よりは少しはまともな走りになりました。
ただ、このモデルはワールドの蒸気の中でも初期のモデルで動力性能は元々そう期待できないレベルらしいです。
とはいえ、テンダに推されて走るエンジン部のロッドのアクションは流石に良い雰囲気を出します。
造形についてはあるサイトで「今のワールドのモデルに比べると見劣りする」と書かれていたエンジン周りの造形ですが、25年前のモデルとしては十分にスーパーディテールに見えます。
しかもブラスボディは16番並みの質感を感じさせKATO辺りの「細密だけど冷たい」造形とは一線を画しています。
流改機特有の「絶壁の様な背高゙テンダ」とかキャブ周りの「なんだか変」なところは元々の流線形ボディの名残を残すところでしょうか。
何にしろわたし的には十分に掘り出し物でした(因みに定価の6割引ですが、元々の定価が高いのでKATOの8620並みのお値段でしたが)