本線クリーニングにはTOMIXのクリーニングカーを使っていましたが、急曲線が多く建築限界のシビアな路面電車線にはこれまで適当なクリーニングカーがなく主に手ふきで対処していました。
しかし、合体後のレイアウトでは手が届かなくなる区間が多くなったためにどうしてもクリーニングカーが必要な状態になってきていました。これまでBトレ利用のものなども試しましたが、清拭部が軽い事や併用軌道でのクリーニングに難があるなどで使い勝手が今ひとつな印象でした。そんな折に見つけたのが津川洋行の「モップ君」と言うものでした。
外見は保線用のモーターカーそっくりですが、実際は機関車に牽引されつつ後部のスポンジで線路を拭いて行くタイプです。
車体はダイカスト製の様で大きさの割に重い感じです。
清拭部は硬質なスポンジ状ですが水を吸わせると大変柔らかくなります。一回目は洗剤を染ませて走行し、2回目では水で洗剤を拭き取るように使用するとの事です。
そこで件の併用軌道に試してみました。
一回目の走行後の状態です。洗剤はレンジ用マジックリンを推奨されていました(これを見つけるのに台所中を探し回りました)これで見ると汚れ自体は大分取れるようですが、見た感じ線路と線路の間、線路の外側も結構拭き取っているようです。
スポンジを真水ですすいだ二回目の走行後。こちらも多少汚れは拭き取っているようです。
レール上の油汚れを主に想定している造りのようですが、清拭幅の広さから行って線路脇の埃取りにも多少使えそうな感じもしました。
走行中の様子では水を吸ったスポンジはかなり柔らかくて弾力性もありごしごし擦るというよりも軽くなでていると言った感じですが、繰り返し走行させれば(説明書ではエンドレスでは5~10周を目安にとの事でした)汚れ落としの効果はありそうに見えました。