光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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自由形車両の工作で思うこと2

2014-12-17 17:38:16 | 思いつくままに・考察
 先日もフリー車両(自由形)について私なりの考え、捉え方について書きましたが少し書き落としがあったので今回はその事を中心に書きます。

 前回お話した自由形は自分のレイアウトで日常的に運用する事を前提にした物です。
 当然機能やデザインは造り手のオリジナリティや使用条件による縛りがあるとはいえ既存の車両の延長にあるものですし、だからこそ実際にある車両と混じっていても(作り手のセンスに依拠する違和感wがあるにせよ)不自然さは少ない方です。
 
 ですがその一方で「絶対に線路上で見られる筈がない(爆笑)自由形」と言うのも一方であったりします。

 私の所属するクラブの運転会ではよくそういう車両が参加しています。
 自分の腕とセンスの問題から私自身はその方面には手を出していないのですが運転会に行くと

 ネコバスの共演
 某宇宙戦艦
 某アニメヒーローの愛機
 なんかが本線上を疾走するのを見る事ができます。

 これなどは「純粋趣味」のファンからすると馬鹿にされたりどうかすると許し難い存在として指弾される事すらある物ではあります。

 ですが私個人としてはこういう面白い存在があるからこそ運転会も普通以上に楽しいと感じます。
 何故なら「お祭り」の本質のひとつはある意味「(いい意味で)馬鹿になり切る事」であり、それらのフリー車両は運転会と言う「お祭り」の彩りとして最大限にその魅力を発散できる存在だからです。
 事実これらの車両の活躍を見ている一般のギャラリーの反応は総じて好意的です。

 むしろマニアック過ぎて実際にはメンバーの自己満足に過ぎない実物準拠の編成ばかりが走りまわる方が(この場では)違和感があったりする位です。
(あ、私の事だ汗)

 それにこれらのモデルは運転会のモジュールレイアウトのフォーマットに準拠しそこをきちんと走れる様に調整されていますし通常のモデルでは使えない特殊な走行系を自作かそれに近い改造で賄っている事も多く、製作態度に於いては非常に真剣な物ばかりですし見ていて得る所も多いのです。
 第一それらを作っているメンバーもそればかりやっている訳ではなく、一方で実物の考証に基づいた編成も手掛けている事の方がむしろ多いのです。
 こうした自由形に向けられるのと同じ情熱を払える分モデラーとしての幅は確実に広くなっているのではないでしょうか。

 とはいえ、こんな事が書けるのも書いている私にはこれだけの物が造れないコンプレックスも多分にあったりするのですが汗
 そろそろ私もそういうのを手掛けて見たい気もします。