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一頃ほどではありませんが今でも時々鉄道模型関係の入門書を見つけると目を通す事があります。
Nゲージに限定しても最初期の入門書(例えば科学教材社の「Nゲージ」など)だとペーパーやブラスを使った車両工作の技法が主でしたが80年代以降(つまりTOMIXの登場以降)になるとレイアウトの製作と運転に主眼を置いたものが増え、21世紀を過ぎた辺りになるとそれらに車両の軽加工やコレクションなどのジャンルも混じってきている印象です。
この辺り入門書を通して時代の変化を感じられるのが興味深いところです。
(これとは別に16番やライブスチームのそれも俯瞰してみると面白い気がしますが)
余談はさておき、先日書店で手にした「鉄道模型レイアウトのコツ」という本。
最初はよくある初心者向けのレイアウト製作書と思っていたのですが、良く見るとここで取り上げられているのは集合式のモジュールレイアウトに重点を置いた構成になっていたのが目を引きました。
複数のベースの接合のノウハウは経験に基づいた的確な内容ですし、シーナリィやアクセサリ、建物の加工の項は単に技法の紹介に留まらず風景作りのデザインの際に心得るべき点について(例えば建物の間取りや川の流域の設定の仕方など)初心者のみならず経験者にもなかなか参考になる内容が多いと感じました。
後者の方は集合式に限らず役に立ちそうです。
それにしてもモジュール製作と組み立て方法に特化した一冊出来るという事は、こうした集合式レイアウトを手がける潜在層がそれだけ出てきている現われと言えそうです。
そのうちレンタルレイアウトの利用の仕方だけで一冊できる時代が来るかもしれません。
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