2013年冬アニメ「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」第1話の感想文

今回から2013年の冬アニメも視聴していきます。今回はローカル局から始まっているものが多いので「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」…GA文庫から刊行されている裕時悠示のライトノベル「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。アニプレックス制作らしくこの作品は1話放映まえから特番が組まれ特集されていました。

ヒロインの夏川真涼が主人公の季堂鋭太のことを好きになって彼女になるという話なら、そうなるまでの過程は重要になると思われますがそんなことが必要ない展開だったのでサクサク話が進みテンポは良かったです。もしこれが冴えない主人公だけどとりあえず幼なじみがいてなぜかモテて告白されて彼女になるとかいうテンプレラノベ展開なら速攻で視聴打ち切り候補でしたが、そのような展開ではなく、それでいて分かりやすい展開だったので意外と面白かったです。

ただキャラクターは弱くイマイチ印象に残らないためこの辺りは不安要素でした。まだ1話なのでキャラクターも少なく、タイトルにあるような修羅場は無かったので本領発揮ではないようです。修羅場といえば岡田磨里脚本ですが今作では別人なので、果たしてどれだけの修羅場を演出するのかは気になるところでした。

作画は良かったです。原作のるろお絵をアニメに合わせてアレンジしていましたが、原作の淡い絵も再現しているため目に痛いかもしれません。BGMは印象に残らなく、演出も中二ノートのシーン以外特に何もありませんでした。エンディングの田村ゆかりの歌はそこそこ良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、奇をてらった作風ではなくストレートだったので分かりやすくて意外と面白かったです。ただ全体的にコレといった面白い要素は無かったので2話以降からあると思われる修羅場とやらに期待といったところでしょうか。

1話の個人的評価としては、意外と楽しめたので視聴継続のBランクです。

2012年（のアニメ）を振り返る

今回は大晦日に急いで書いていましたがそれでも時間内に終わらず年が明けてしまいました…今になってやっと全て完了しました。今回も2012年のアニメについて書いてみようかと思います。あと今年から特撮ものも一緒に対象に入れています。

まず2012年は前年や一昨年に対して全体的にレベルが下がったと言わざるを得ない印象でした。その理由の一つにこれと言ったダントツ1位になるほどの話題作がありませんでした。面白い作品は数多くありましたがぶっちぎりに面白い話題作というのが無かったため盛り上がりは去年と比べると数段劣っていた印象です。ニャル子さんのアレなんて今誰も言ってないでしょう。ガンダムAGEも放映中は毎週叩かれて話題でしたが今となっては存在すら忘れられてそうです。そして後述する盛り上がらなかったアニメがキー局に集中したのも大きかったです。

そしてさらに2期ものがほとんどコケたことも大きいかもしれません。たとえば特番まで組まれ前人気の高かった「アクエリオンEVOL」は序盤こそ面白かったですが中盤以降一気に失速し最後は前作全否定で終わったので前作ファンには相当叩かれたようです。他にも意味不明な展開で話題にすらならないまま終わった「エウレカセブンAO」も散々な結果だったように見えます。

いつも毎回盛り上がるTBSの萌えアニメの数々ですが、今年は空気アニメが多くほとんど話題にならなかったのも痛かったです。まんがタイム系の原作不足が深刻なのか、日常系アニメを軒並み外していたので「あっちこっち」や「キルミーベイベー」などは見ていて眠くなるレベルでした。他にも「アマガミSSプラス」は今更感が強く1期を越えることは不可能だったようです。

毎年数多く作られるライトノベル原作アニメですが、今年も非常に多かったです。しかし近年言われることは「理想の主人公から、理想の環境にいる主人公になった」ということでした。たしかに今のライトノベルの主人公は格好いいと思えるキャラはほとんどいなく、代わりに助けてくれる人がいたり、両親が都合良く海外赴任でいなかったり、幼なじみや生徒会などに女の子がたくさんいてモテまくる環境というのが当たり前になっている気がするので納得です。今の中高生にはこういうのがウケるんでしょうか。

そして忘れてはならないのは今年を彩った地雷の数々！近年は作画のレベルが高いので内容の糞さで勝負といったところですが、BETAさんの空気の読みっぷりと近年まれにみる作画の悪さで実況大盛り上がりだった「トータル・イクリプス」は愛すべき糞アニメでした。他にもご都合主義とエロ展開なのに子育てというリアル路線で行ってバランスを崩した「パパのいうことを聞きなさい！」やスフィアと聖地とローソンをゴリ押ししたけど話がつまらなかったので全く話題にならなかった「夏色キセキ」や、自分達がダベる場所を確保するために全く魅力のない主人公が生徒会長に立候補した「恋と選挙とチョコレート」など酷い作品も今年は多かったです。

それでは毎年恒例、高崎の超個人的主観による2012年アニメのベスト10を発表してみたいと思います。発表の前にまずは2011年のベスト10から。

高崎の超個人的主観による2011年のベスト10は

第10位「侵略!?イカ娘」
第9位「バトルスピリッツ ブレイヴ」
第8位「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
第7位「ハートキャッチプリキュア！」





第6位「うさぎドロップ」
第5位「逆境無頼カイジ破戒録篇」
第4位「Fate/Zeroファーストシーズン」





第3位「Steins;Gate」
第2位「TIGER ＆ BUNNY」
第1位「魔法少女まどか☆マギカ」

でした。

それではいよいよ高崎の超個人的主観による2012年アニメベスト10

第10位

「ジュエルペット サンシャイン」…2011年4月から2012年3月まで放映、アニメ制作はスタジオコメットです。子供向けアニメのはずですが、舞台が高校、40歳以上でないと分からないマニアックすぎるパロディの数々、ヤギ沼実写化など強烈なカオスアニメでした。しかも有名声優も起用しキャラクターも可愛かったためそのギャップもまた魅力的です。

第9位

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