高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

伝統工芸後継者育成事業 2010 2

2010年11月14日 04時13分43秒 | 後継者育成

二回目の後継者育成事業の授業である。今回も、生徒のお尻を叩いて、ヒゴ取りを進める。前回同様、皆さん肩に力が入っている。
1114_010a
渾身の力を込めて引き上げる。肩にも顔にも力が入っています。
本日の作業工程は、編みヒゴ取りの最後の工程である銑引きと、縁などの比較的厚みのある部材のヒゴ取り、この写真は、縁の竹の厚みを揃えている所の写真です。
見ているほうが力が入ります。

1114_013a 刃物と鉄板の間に竹を通すことによって、厚みを揃えている。「厚引き銑」という道具である。
刃物と鉄板の間の隙間を1.8ミリにするのだが、同じ刃物で、同じ台を使って、竹を通させるのだが、面白いもので、一人ひとり、引き具合や引く角度によって微妙に違いが出てくるのだ。

もう一つ、本日の作業でメインになったのが、「籐」の巾取り、銑引きである。
籐は、竹細工にはよく使う材料で、縁の所を結んだり、飾りを付けたり、竹では硬くて折れてしまう様な細工に籐を使う。
竹よりも、柔らかい性質の籐の材料取りの方が難しい。
巾を細くするのも、厚さを揃えるにも、何段階にも掛けて落としていく。
今回は、最終仕上げ、巾1.6ミリ、厚さが0.45ミリの籐に仕上げるのだが、巾取りに3回、厚みは5回も掛けて仕上げて行く。

本日も、休憩時間も無く、あっという間に一日が終わってしまった。


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