高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

一閑張り 2

2009年03月12日 07時36分24秒 | 作品紹介

3月の声を聞いて、竹製品がだんだん動き出してきた。問屋さんの注文も入りだし、今月中旬、横浜高島屋での「九州展」から本格的な催事シーズンに入ってきた。ありがたいことである。

既存の販路や催事が動き出して来たのと、同時に新しい企画を育てて行かなくては為らない。先日来、準備し始めた「一閑張り」もサンプルの籠も10種類ほど出来上がり、いよいよ和紙を張る所まで来た。ここで、登場が我が工房のマドンナ「まりちゃん」である。この人は、子供のPTA仲間で知り合ったのだが、何を遣らせても抜群、字は旨いし、籠も編めるし、布の取り付け、事務、発送作業、……オールマイティーである、彼女の回りにはいつも明るい笑い声が絶えない。 

310_006今度は彼女が和紙張りの中心人物になってもらう事になる。初めて和紙を張るのは力加減や、糊の濃さ、刷毛の使い方、押さえ加減などなど、どんな仕事も数をこなして、体で覚えて行くしかない。

今回は、一番簡単な「お皿」とちょっと難しい「キャンディボックス」だ、なかなか良い物ができそうだ。頑張ってね!

竹工房オンセ

 

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