高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

日本橋三越 6

2007年07月08日 05時26分49秒 | 出張

77_012今回の三越での催しで、一番苦労したのは、「声」が出せなかった事だ。出張前日に猛烈に暑い日があり、夜中に扇風機を回したのが災いし、ガラガラ声になってしまった。すぐ直るだろうと高を括っていたのだが、毎日、お客様とお話ししなくてはならず、結局1週間、ガラガラ声のままであった。常連のお客様にちょっと「喉」の話をしたら、早速、こんな差し入れを頂いた。 ありがとうございます。

ホテルに戻り、メールの確認。一昨日の焼酎の事を書いたブログをコピーして「ワタミ」のホームページに投書していたのだが、早速「ワタミ」の担当者からこんなメールが返っていた。

先日は、数ある飲食店の中から、
弊店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
しかしながら、せっかくご来店いただいたにも関わらず、
私どもの配慮が足りずに、楽しいお時間を台無しにしてしまい、
誠に申し訳ございませんでした。

本来ならば、お客様が心地よく、お時間をお過ごしいただけるように、
私どもが努力していかなくてはならないところ、
このような状況になってしまいましたこと、深く反省をしております。
また、焼酎の量につきましては、高江様のおっしゃる通り、現実を確認し、
今後対応させていただきたいと存じております。

誠に不躾なお願いとは存じますが、
この度の件、直接お詫びをさせていただきたく存じます。
ぜひともご連絡先をお教えいただければ幸いでございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。 
この度は、誠に申し訳ございませんでした。
まずは、メールでのご返信となってしまいましたこと
重ねてお詫び申し上げます。

真面目に誠実にお客様と接しているつもりでも、時には、行き違いもありクレームが起きることが稀にある。私どもも、クレームが起きてしまった以上は仕方がないので、お客様に素直に謝り、「何故、そうなってしまったのか? 同じような失敗をしないよう対策を練る。」その積み重ねしかないと思っている。ある意味、クレームを言ってくれるお客様は応援団でもあるのだから。

竹工房オンセ

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日本橋三越 5

2007年07月08日 04時55分25秒 | 職人仲間

77_010 実に怪しい、あまりにも怪しい二人である。

一人は企画会社の「小山」さん、毎朝、無い知恵を絞って、朝礼で一言の薀蓄を披露する。しかし、実務の裏づけが無いので、言葉が薄っぺらだ。もう一人が、今回の三越の職人展担当の「金子」さん。職人仲間からはねずみ年生まれなのに、「かねこ」の「ねこ」を取って「ネコ」さんと呼ばれている。実に良く動いてくれる、この人在っての「職人展」であろう。デパートの担当者で私が良く引き合いに出すのが、渋谷東急の津田さんであるが、この金子さんも出店業者からすると、無条件で支持してくれるデパートの中の人だ。こまめに会場内を歩き回り、一人一人と深いつながりを持っている。仕事がやり易いように!上から押し付けるような素振りはまったく無い。デパートと業者の対等の関係を守ってくれる、数少ない催事担当者である。

77_016_3 毎年1回、この日本橋三越でしか会えない業者もいる。そんな中、いつも1回だけ集まって杯を交わすメンバーがいる。年齢的に言うと、職人展の中には長老的な存在のグループ、その下に中堅どころが集まった50台後半のグループ、その下の「中の下」という感じの集まりである。靴屋の杉浦君、銅器の島倉君、濫胎漆器の井上さん、しな織りの石田さん、私、今回始めての参加は北海道の帽子屋さんの高橋さん、みんな、真面目な連中である。

77_017 今回も一年ぶりの杯を交わすに当たり、この一年で感じたこと、また、これからの夢などを一人づつ話していく、みんなも決して茶化すことなく、最後まで聞いている。途中で割り込んでくるのは靴屋の杉浦君だけか?

こんな、真面目に仕事や生き方を語り合える集まりも珍しい。三越の社員の「高橋」さんも参加して、楽しい時間を過ごすことが出来た。来年もまた、このメンバーで集まることが出来れば幸いである。

77_021解散間際、「金子」さんが乱入、飲み放題の人員に入っていないのに、一緒になってタダ酒を飲んでいた。

最後に一年を感謝してみんなで記念撮影!

竹工房オンセ

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