高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

人は見かけによらない

2006年05月17日 18時22分00秒 | 職人仲間

見るからに三角目で四角い顔のこの人、東京のブラシ屋さんの職人で一日中ショーモナイ駄洒落を言っている人だ。駄洒落のレベルはあまりたいしたこと無くて、一日一緒にいればもう充分というレベルであるが、その彼が一生懸命葉書を書いている。「何を書いているのだろう?」と覗いてみると、漫画とその下にコメント、何枚も何枚も書いている。彼に事情を聞いてみると、大学生になった息子に毎日出しているそうだ。4年間出すつもりで現在700番台に入っているらしい。「すごい」そんな思いが駄洒落しか言わない彼の頭の中にあったのか?本当にうなってしまった。漫画もなかなかのもので700枚も描くうちにうまくなるのだろう。このねた探しをするために周りの風景や時事、人間を斜めに見ているようだ。息子さんの反応は?「最初は全然相手にされなかったが、だんだん溜まっていった葉書を友人が読んで お前のお父さんすごいな 今は友達達がある程度溜まってくるのを楽しみにしているそうだ。絶対息子にとっては宝物になると思うな。

竹工房オンセ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする