連日ニュースでは、寒波の性で、「記録的大雪!」の見出しのニュースが流れている。
我家でも、工房の水道は、終に途中の配管が凍ってしまいました。今のところ、凍結で破裂していないのが、救いである。毎日、トイレの水用にバケツに2~3杯の水を汲ん置かなくてはならない。
これは、家の前の写真だが、もう、こんな状態が1週間続いている。
昨日、雪だるまを作ってみようと、雪を転がし始めたのだが、あまりにも寒くて、雪がパウダー状で、全然引っ付かない!何度、転がしても、大きくなっていかないのだ。残念!
今年活躍したのは、この道具、
このT字型をした道具で、テラスの上の雪かきをするのだ。この道具は、本来は「田んぼのしろかき用」の道具なのだが、丁度、雪かきに使えると思い買ってきた。深さが10センチくらいまでの積雪にはちょうど良い。
昨日も、工房のメンバーから電話があり、雪で途中までしか上れず、迎えに行くことに・・・・・・
慣れない道で、側溝に落ちている車もちらほら、
我家の車は2台とも、四輪駆動の四輪スタットレスタイヤとフル装備している。12月からは、これが当たり前の装備になっている。
あ~、しかし、今年の寒さはなかなかですぞ!
2011年の最初のミーティング。
今年の竹工房オンセのテーマは
「万事塞翁が馬・七転び八起き」 です。
ようやく、長い長いトンネルから抜け出した様な気がします。長引く景気の停滞、何時までも続くデフレ感、ダメ出しでリーマンショック! と、厳しい状況が続きました。
先の見通しが見えないときは、不安がいっぱいです。
反対に、現状は悪くても、先の見通しが立って来ると、人間は元気になってきます。面白いものですね。
この3年間で、何とかしなくては!と、もがいて来た成果が少しずつ現れてきました。ネット販売も、何とか軌道にのりつつあります。新しい販路も広がり、作品にも巾が出てきました。
一生懸命やっていれば、一筋の光明が見えてくるものです。
一所懸命、もがかなければ絶対気が付かない光です。
ようやく、気持ちが軽く明るい方向で、ミーティングで報告が出来ました。
最後には、「今年はしっかり、みんなで儲けて、海外旅行に行こう!」と冗談も出るような感じです。
そんなミーティングの日に、花を添えるような知らせが入りました。
今年の「暮らしの中の竹工芸展」で、竹工房オンセを卒業した、遠藤君が県知事賞と九電メセナ賞のダブル受賞、賞金数億円を獲得、同じく大内さんが市長賞を受賞しました。遠藤君、大内さん、おめでとう。
先日は、同じく工房オンセの卒業者の梶谷さんが、伝統工芸士に認定されました。こちらも、本当におめでとうございます。
嬉しい事です、工房オンセを巣立っていった人たちが、それぞれに頑張っておられる、こんな知らせを聞くと、こちらも元気になります。私も、彼らに負けない様頑張って行きますよ!
一年の終わりに、全員で工房の大掃除をしている。幸い、今年は雨や雪に降られる事も無くお掃除をする事が出来ました。
工房の周りには、クヌギの木がたくさんあるので、落ち葉が凄い。熊手で集めてくると凄い量になる。
工房の中も、全員で隅から隅まで、ひっくり返して雑巾がけ。一年の間に積もった埃は結構あるものですね。
子供頃は、年末の風物詩として、町内で一斉に大掃除をしている光景が記憶に残っているのだが、知らない間に、核家族化が進み、独居世帯が増え、家庭の大掃除を見ることも少なくなってしまった。
一年に一度の大掃除は、綺麗にする事だけでなく、心に区切りをつける上でも必要な事だと思う。
半日かけて大掃除をした後は、今年最後のミーティング。
無事、年越しを迎えることが出来ました。多くのファンの方々と一緒に働くメンバーのお陰です。
ありがとうございました。
朝、外気を見てみると、マイナス6度になっている。寒いはずだ。こんな日に限って、染色をしなくては為らないなんて!
普段使っている、水槽は凍ってしまい、竹を漬けることなどは出来ないので、自宅の風呂場にお湯をはり、その中に竹を漬ける。何とか、昼までにヒゴ染めをしないといけないのだから仕方が無い!
冬になると、水道が凍ってしまうので、毎日水道管の水抜きをするのだが、時たま忘れるのが、ゴムホースの中の水抜きだ。水道から水は出るのだが、ゴムホースの中の水が凍っているため使えない!バケツに水を汲んでは、窯に水を入れたりと、いらない仕事が増えることになる。
毎日夕方になると、
1、水道の元栓を締め
2、排水口のコックを開ける
3、蛇口のコックを開け空気を入れて水道管の中の水を落とす、
この三つを確実に遣らなければ大事になる。
昨年も一度、私が出張中に、水道管を破裂させ、工房の台所が水浸しになったことがある。たった、一度の間違いでも、大きな事故になるのだから気が抜けない。
無事、午前中にヒゴ染を終了。
午後から、編みに入る。何とか予定通り行っている。ストーブの側に張り付いて、篭の製作に掛かる・・・・・・
あー、しかし、寒い!
無事、決算書類を税務署と市役所・県税事務所に提出。何とか、今年も一年を締めました。
私の所では、税理士に決算をお願いしていない。自主申告・自主記帳を前提に、普段から、自分で経理もしている。
以前、個人事業主として確定申告をしていた時は、手書きの経理簿を作り、電卓で計算していた。この時は、一年分をまとめるのに、結構時間がかかり大変であった。
今は、パソコンの会計ソフトがあるので、普段の打ち込みさえ日常業務にしてしまえば、決算はボタン一つで、確定申告書から消費税申告書まで出てくる。難しい計算は無い。決算でやる事といえば、期末の棚卸しを打ち込むこと、家庭で使ったと思われる光熱費・車両費・機械設備費の按分処理だけだ。
7年前に、法人にしてからは、「弥生会計」というソフトを使っている。
このソフトのおかげで、2時間で全ての申告書を書き終える事が出来た。
また、これから1年間、宜しくお願いします。
例年であれば、秋から冬の間は、シーズン中に作れなかった別注品の製作や、来シーズンに向けての作り込みの季節だ。
そのつもりで、ホームページの方も、あまり広告費を掛けて、仕事に追われるより、サイトの作りこみをして、次のステップに向けてページ作りを進めている。
この人が、ネット担当のかおるさん。4年前に採用した時は、パソコンの事は殆ど判らなかった、キーボードを打つのも、人差し指でチョン、チョンと・・・・・・「あ~、こんなんで大丈夫!」と思ったものだが、
今では、バリバリと?
バリバリと云う感じでは無いな、飄々とこなして行く。
先日のブログの記事では無いのだが、ホームページでは、如何にお客様にとって、見やすく、特徴のはっきりした、買い物に迷わないページを作っていくか?に掛かってくる。
サイトを充実させ、付加価値をつけ、魅力あるページにするのも、この頼りなさそうに見える彼女に掛かっている。
クリスマスのプレゼント
http://www.take-once.com/SHOP/ajirohandobaxtugusinsyu.html
頼むぞ!頑張ってクレー!
仕事の合間をぬって、パンフレット作り。これも、仕事のうちですが・・・・・
普段の篭作りより、数倍、頭を使います。パンフレットのデザインを起こすとなると、結構な時間と労力を取られます。
無い知恵を絞って、ようやく出来たのが、これ!
表面
裏面がこれ
これを4分の一の大きさに折畳んだ物になります。
今回は、お客様の声を載せたり、キャラクターの猫を載せたり、背景色も黒から薄い緑の雲龍紙柄にしたりと、カジュアルな物にしました。
イラストレーターと云うソフトを使うのですが、普段使っていないので、思うように仕事が捗りません。
画面上では旨く出来たつもりなのに、いざプリントアウトしてみると、どうも位置が違う?などと、何回も何回も修正して、やっとこぎ付けました。
ふぅ~、疲れた!
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毎月1回は工房のメンバー全員が集合する。支払いを兼ねた、工房の清掃とミーティング。今回から、各自がこの1ヶ月の間に試作した作品の発表をすることにした。
製作者は、この作品のコンセプトと売りたい値段、製作する途中での疑問点や問題点を説明する。それに対して、他のメンバーから批評をするのだが、思い思いに感じた事を云う。
それぞれにキャリアも経歴も違うし、その作品を使用する時のイメージも違うので、さまざまな意見が出る。
例えば、
これは、パン籠と後ろにあるのが小物入れの籠。
製作者本人は
「両サイドに小さな持ち手を付けて、テーブルの上でパン籠の様に使って貰いたい」
「ストックのトイレットペーパーを入れたり、また、テーブルの上でワインのボトルを入れたり、・・・・・・など、多目的に使える籠として」
「お値段は※※円くらいで如何でしょうか?」と、
それに対して、いろんな意見が出る
ネット担当のスタッフ達は、籠を製作する側の事は判らないので、かえって消費者目線で、「大きさは丁度良いが、その値段だったら、この縁の仕上がりでは高い!」とか、「もう少し、こうなっていたら・・・・」「こんな使い方をしたら面白いかも・・・・・」と、無責任に好き勝手を言う。
その無責任さが良いのだ。作った側の大変さなど判らないほうが良いのだ。消費者として、お金を出して買うか?買わないか?そんな消費者の意見が欲しいのだから、
また、他の職人メンバーからは、
「骨ヒゴを裏にしたら良いのでは?」
「此処の所に節が来るのが気になる」
もう少し、此処をこうしたら・・・・ああしたら・・・・・などと、同じ作り手の目線でアドバイスや批評が入る。
この籠を作ってきたのは、我が工房のマドンナ、月足さん。
私の中では、つい先日まで、NHKの朝の連続ドラマの「ゲゲゲの女房」役の、松下奈緒とイメージがダブってしまう人だ。
こうやって、本人に持ってもらうと大きさがイメージできますな。
私の批評は、もう少しコンセプトをはっきりさせた商品に、万人に買ってもらえる様な商品よりも、10人のうち、一人の人だけに買ってもらえる様な商品に、もっと、特徴を出して、この人だけに・・と提案できる作品にした方が良い。トイレットペーパーを入れたり、ワインを入れたり、・・・・などと、そんな売り方では売れないな!
値段設定が、中途半端だ。この値段で出して、たくさんオーダーが着たら、対応できないな・・
その他、具体的な製作アドバイスをさせていただいた。
みんなからの意見を如何、消化するか?は、本人しだいだ。
次回のミーティングでどんな形に進化しているか?楽しみだ。
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夕方、バタバタバタと慌しく妻が私を呼ぶ!
「見て!虹が出てるわ!見て!」と
工房から出て、東の空を見上げると・・・・・・・・・・・・・・ 最近は、工房に篭って、籠つくりとパソコンで、来年からのパンプレット作りなどの作業に追われている、そんな時、こんな自然現象は、心にほっと一息の休息をくれる。
昨日から、急に寒くなり、朝起きた時は、屋外の気温はもう氷点下になっている。
私の住んでいる所は、標高が530メートルあるので、夏は涼しいが、冬は相当寒いのである。
冬になると、暖房費がままならない!工房と家との両方でストーブを使うので、毎月5万円から6万円くらい、灯油代がいる。以前、薪ストーブを使っていた時期もあったが、生活環境の変化で使わなくなってしまった。
先日、友人の家に行った時、立派な薪ストーブがあり、「これは暖かくて良いよ!」と言われたが、薪を調達するのが大変で、薪を集める軽トラックから用意しなくてはならない。薪になった物を買ってくるとなると、それこそ、灯油代以上の経費が掛かってしまう。
工房でも、大型の石油ストーブを使っていた時期もあるが、これもこのストーブ一台で、毎日20リットル以上使ってしまうので、取り外した。現在は、工房を小さく区切り、小さなストーブをあちらこちらに置いて、効率よく使う様にしている。
本格的な寒さはこれからだ!
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私の所では、10月がハイシーズンとオフシーズンの切り替え時になっている。
9月中旬までは、出張でバタバタしているが、10月から翌年の3月までは、ほとんど出張もなく、工房で来年に向けての作品作りと、ネット販売に重点を置いた体制に切り替わる。決算も、10月決算にしている。
新しい体制に変えてから、「工房の模様替えもしよう!」という事で、今まで、発送作業場になっていた所を整理して、お店を作った。(元々が、展示場として作った部屋を発送作業場にしていただけだが・・・・・)
いかにも、「お店です!」と云う感じでは無くて、おくまで、「工房に併設された展示場」という程度にしておいた。
什器も、今まで使っていた棚を利用して、展示台の板だけを買ってきた。
めったに人が入り込んで来るところでは無いので、何の為の展示場か?と思うのだが、面白いもので、展示場が出来た翌日に、知り合いのお客さんが遣ってきて、品物が並んでいると、見たくなるのか?早速、売れた。
そうか、今までは、「人は来ないもの!」と決め付けていたのだが、意識が変われば、「こんな所だからこそ、面白い!」となるのだろう。
普段工房で仕事をしている時は、一日中、FMラジオが流れている。もう25年も続いている習慣だ。
このラジオは、25年前に知り合いから貰った、ラジカセ!
近頃は、ICだ!チップだ!と、先端技術が使われていないから、長持ちである。
30年も前の型なので、随分と大きいが!
いろんな番組が出来ては消え、出k手は消えしていくが、昔と変わらず、いまだに放送されているのだ、土曜日、夕方5時から1時間・・・・
「サタデーウェイティングバー・ アバンティ」である。
軽快な音楽と、ドラマ仕立ての演出が旨く、毎回、違う話題で1時間楽しませてくれる。私のお気に入りは、バーテンダーの「ジェイク」だったが、現在は2代目の「スタン」に変わっている。
それともう一人「取手豪州」だ。
「うぷぷぷぷー」とか「どひゃー」とか「うぴぴ~」などの擬音が多いやつ、アバンティ一の嫌われ者と言われているが、こいつのお陰で、番組に味わいが出ている。
この番組を演出しているのは「ホイチョイ・プロダクションズ」
昔から社会風刺の効いた4こま漫画が得意で、ベストセラーになった「見栄講座」は学生時代によく笑わせて貰いました。現在はビックコミックスピリッツに「気まぐれコンセプト」という4コマ漫画が続いている。
ラジオを聞きながら仕事をしている職人さんは多いと思う。テレビだと、目線を取られて、手が休みことになるのだが、ラジオだと、聞き耳を立てながら、手はそのまま仕事が出来るからだ。
インターネットがどんどん進んでいく中、アナログのラジオの良さをもう一度見直してくれれば良いのだが!
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可笑しな物で、機械物は同じ時期に同じようにおかしくなる。
私の事務所では、現在、2台のレーザープリンター(白黒1台・カラー1台)と、インクジェットプリンターと、FAX用のコピー機と合計、4台のプリンターを使っている。
出張から帰ってみると、カラーレーザーの調子が悪いというので、調べてみると、どうもトナーが正規版でなくリサイクルトナーを使っている為か?警告が出ている!
警告の出ていたイエローのトナーを入れ替えたら直った。
次に、インクジェットプリンターにもエラーが出るでは無いか!
こちらは、キャノンに問い合わせると、簡単に直るものでは無いので、修理が必要と言われた。
「何時買ったのか?」判るように、どのプリンターにも購入日を張ってあるので、それを見てみると、2009・6・30 とある。
ギリギリ保障期間内であった。無料修理期間なので、キャノンに送る事になった。
この場合、修理は無料だが、機械の宅急便代金はお客持ちであるため、往復の1570円を払うことになる。
「まぁ、仕方が無い」か?
そして、もう一台。
「そういえば、FAXもインク切れのサインが出てたよ!」と妻が言うので、見てみるとイエローのインクが切れている。新しいインクを詰め込むと・・・・・・・・・・
驚いた事に、次から次へと溜まっていたFAXが出てくるでは無いか!
四日間分インク切れで、データ出力が止まっていた。
FAXはほとんど、黒色しか使っていないので、他の色のインクが無くなっても、プリントが出来なくなるとは思っていなかったのだ。
実は、このインク切れの性で、問題が起きていた。
昨日私達が居ないとき、お客様から電話があり、「折り返し電話が欲しい!」と名前だけ仰って電話を切られたお客様が居たそうだ。
工房のメンバーに「誰か○○様というお客様から、電話を受け取っていますか?」と聞くが、誰も居ない。
ネットの注文を調べるのだが、注文リストにも、メールにも○○様からの物は無い!
「困ったな?」と思いながら、連絡の取り用が無いのでそのままになっていた。
ところが、インクを入れたことで動き出したFAXから、そのお客様の注文書が出てきたのだ。
「これだ!○○様の電話はこれだったんだ!」と、やっと謎の電話の内容が繋がったのだ。
ほんのチョッとしたことだが、何処に問題が波及するのか判らない!
毎回、いろんなミスをして居りますな。 反省!
山口県の国道2号線を、徳山から岩国に向かう途中に、突然、砦の様な大きな建物が現われてくる。戦国時代の映画のセットの様な感じがする。
山口県では、知らない人は居ないほど有名な名物レストランである。
20年ほど前に、初めてお邪魔した。そのときの印象も、社員さんがとても丁寧に対応してくれたのを思い出す。
このお店では、四季折々にお客様を楽しませるイベントを組んでいる。
http://www.irori-sanzoku.co.jp/
地元を巻き込んで、春の花祭りや、秋の収穫祭、太鼓や神楽・・・・・イベントの中の一つに、毎年開催されている、「七夕祭り」がある。
国道沿いに無数の七夕飾りがぶら下がる。
この七夕飾りの一番上のクス玉の部分を私の工房で作っているのだ。2年から3年に1回、30個ほど作っている。もうかれこれ、200個以上作ったであろうか?
写真で見ると、そんなに大きく思えないが、実際は、一番上のクス玉の直径は60センチある。骨組みを竹で作るのだが、周りの飾りつけは、毎年、従業員の人たちが総出で紙を貼り付けて、作り直している。
此処の経営者の素晴らしいのは、イベントを定期的にすることで絶えず、社員のモチベーションを高く保っている事だ。お客様だけでなく、社員さん自信も楽しんでいる。
仮装をしたり、祭りの衣装にしたり、みんなの顔つきが実に良い。
おっと、話を元に戻して、クス玉を直径60センチの球体で作ってしまうと、百何十個もあるのだから、保管する場所だけでも大変な事になる。そこで、半円球の形で作って、使わない時は、重ね置きができるようにしているのだ。
私のところから、運ぶのも、宅急便の大型荷物として出している。もし、これが球体のまま作っていたら、30個運ぶのに、大型トラックを一台チャーターしなくてはならなくなってしまう。
「今年入った新人に、丁度良い勉強になる!」とクス玉の作り方を教えているのだが・・・・・
学校で遣って来た事とは、大きさも数量もまったく違うので、頭の中がパニくっているようだ。
横浜から、戻ってきた翌日は、工房のミーティングの日であった。最近の工房の動向と提案・企画などを報告するのだが、春の訪れとともに忙しくなってきた。今回は新しいメンバーに「お惚けちゃん」こと、長岡さんも入門し竹職人としてのスタートをきる。
2年前に、偶然知り合ってから、遂にここまで来てしまった。人の縁とは本当に不思議なものである。
昨日は、埼玉県からお客様が工房見学に来られた。浦和伊勢丹でのお客様で、本人も趣味で竹細工をやっている方だ。昨年、別府の竹の学校を卒業した友人に連れられてやってきた。
工房の中を興味深げに見ている。どうも、関東で使っている道具と、九州の道具では、いろいろ違いがあるようだ。特に、一番よく使う、竹割り包丁の形状が、関東と九州では、大きな違いがある。
九州の竹割り包丁は、刃物の下に付いている胴金の部分を主に使う。竹を剥ぐ時に、最初に割り込みを入れる時に刃物の部分を使うだけで、後は、この胴金で押し開いて?ちょっと言葉の表現が難しいが、押し広げて剥いでいくのだ。
1時間ほど、工房の中を見てもらったが、何か参考になる事があったでしょうか?
お土産にボビー・オロゴンが絶賛の「ねぎみそ煎餅」を頂いた。
食べてみると、口に入れた瞬間に甘さが感じられる。ねぎの味覚と味噌の風味が、絶妙にマッチしている。
ボビー 「これ食べなきゃ、マジ、そんだよ!」と
ご馳走さまでした。