ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ちょっとだけ…

2019-06-24 20:44:39 | つぶやき
帰国しました。

広州は暑かった。日中は37度まで上がった。今回は運悪く晴天に恵まれ、連日の猛暑。あらためてこの時期は行きたくないなと思った。ただ1元、15,8円。久しぶりの円高はありがたかった。。

最終日の仕事が夕方5時前に終わったので、前から一度、行ってみたかった広州にあるアジア最大と呼ばれるアフリカ人街に行ってみた。中心地からやや西寄りの地下鉄の小北駅が最寄りの駅だ。ものの本によるとこの周辺に、およそ30万人のアフリカ人が住んでいるとのこと。しかも9割が不法滞在なんだとか。でも、もし9割が不法滞在だとしたら、街を歩くアフリカ人のほとんどが不法滞在なわけで、強権の中国なら片っ端から捕まえて強制送還してしまえばあっという間に片付く問題なのにと思った。やはり眉唾…。

地下鉄の出口を出ると、本当に黒人の人ばかり、リトルアフリカと呼ばれるのもよくわかる。市場でも見かけるので、珍しくはないけれど、やはり圧倒的な人口密度で存在していた。周囲の店もアフリカ人やアラブ人を相手にする店ばかり。イスラム教徒相手のハラルフードの店も多い。一概にアフリカ人といっても国は様々なはずだが、ここではなんとなくアフリカ人として一括りされている感じだ。

トイレを借りるために、ショッピングモールのようなビルに入ってみると、本当にびっくり。7割がアフリカ人、2割のアラブ人、そして1割の中国人というまさにアフリカンマーケーットだった。扱う商品も完全にあちら向け。何だか漂う匂いも中国ではない。また、この周辺にはアフリカ向けのカーゴ屋さんもズラリ。あとは電器系の店もたくさん。偽モノiPhoneもここが拠点なのかもしれないと思うほど…。

私の常宿周辺は、完全にロシアと中央アジア圏の人々の町で、店の看板もロシア語で溢れている。ここは英語が基本であとはアラブ語や何やら見かけない文字もあり、ちょっと新鮮だった。

初めて中国に来たアフリカ人は、きっとここに来ると安心するんだろうなと思った。この町でいつも思うのが、日本人は同化してしまっているのか、本当に見かけない。別に会いたいと思うことなどないけれど、それにしてもほぼ皆無だ。

とはいえ、いつもと違う広州の景色に、ちょっとだけ旅行気分が味わえた気がした。

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