隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film218 『めぐり逢えたら』

2021年02月21日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画 」を紹介するシリーズの第218作品目は、『めぐり逢えたら』をお送りします。

 

 


『めぐり逢えたら』(原題:Sleepless in Seattle)は、1993年6月25日に公開(日本公開:同年12月11日)されたアメリカ映画。配給は、米国:トライスター・ピクチャーズ(TriStar Pictures)、日本:コロンビア映画。上映時間:105分。


監督は、ノーラ・エフロン(Nora Ephron)。


脚本:ノーラ・エフロン、デヴィッド・S・ウォード(David S. Ward)。


主演は、トム・ハンクス (Tom Hanks)と、メグ・ライアン(Meg Ryan)。


「隊長のブログ」では、トム・ハンクスが主演する映画を、これで11作品を紹介したことになります。詳細はこちらの記事一覧を、ご参照下さい


尚、後には、脚本・監督:ノーラ・エフロン、主演:トム・ハンクス、メグ・ライアンという同じメンバーで、1999年日本公開の  『ユー・ガット・メール』  が、製作されています。


共演者:ロス・マリンジャー(Ross Malinger)、ビル・プルマン(Bill Pullman)、ロージー・オドネル(Rosie O'Donnell)、ギャビー・ホフマン(Gaby Hoffmann)、ほか。

 

 

あらすじ:最愛の妻を失って以来、夜も眠れないほどの哀しみに沈むサム(トム・ハンクス)は、息子のジョナ(ロス・マリンジャー)とともに寂しいクリスマス・イブをシアトルで迎えようとしていました。父を気づかうジョナは、ラジオの人生相談に電話し、「パパに新しい奥さんを」とリクエスト。息子に続いてしぶしぶ電話口に出たサムは、やるせない胸の内を番組内で切々と告白、アメリカ中の涙を誘います。


遠く離れたボルチモアで放送を聴いたアニー(メグ・ライアン)も、サムの告白に涙した一人でした。結婚を間近に控えたアニーでしたが、まるで運命の“マジック”に操られるように見ず知らずのサムに魅かれていきます。そしてバレンタインの夜、ついに愛の奇跡が、ニューヨークで訪れました。。。

 

 

感想:『ユー・ガット・メール』 、『メリーに首ったけ』 、などど並ぶロマンティック・コメディの教科書的存在の作品です。


ラブストーリーとしては、古典的な “すれ違い” の手法で、観客をハラハラさせます。クライマックスシーンでは、アニーが駆け付けたエンパイアステートビルの展望台には既に誰も居ず “すれ違い” となると思いきや、忘れ物のぬいぐるみを取りに来たサムとジョナに『めぐり逢い』ます。そして、お約束のハッピーエンド。


“すれ違い” に加え、“遠距離恋愛” の要素も。米国中西部のシカゴで始まった物語が、西海岸のシアトル、東海岸のボルチモア、そしてラストはニューヨーク。画面でも、広い米国内を飛行機 で行きかうシーンが何回も登場します。


キャストでは、主演の二人の演技力の上手さは当然ですが、キューピット役のジョナを演じたロス・マリンジャーの演技が光っています。


1990年代初頭の製作なので、致し方無い面もありますが、主要登場人物が全て白人だという点。今、同じ映画を制作したら多様性のあるキャスティングになるでしょうね。


これまでに、「映画」の記事の中で、外国映画の邦題(日本語タイトル)の付け方の良い作品と、悪い作品を挙げていて、それを一覧にしています が、本作は良い例だと思います。


原題の「Sleepless in Seattle」を訳すと、「シアトルの眠れぬ夜」という邦題になって、恋で眠れないのか、恐怖で眠れないのか、恋愛映画か恐怖映画かわかりません。『めぐり逢えたら』としたのは、本作のモチーフである劇中に登場する映画『めぐり逢い』から取ったのでしょうね。


『めぐり逢えたら』の日本公開当時のオールド映画ファンなら、『めぐり逢い』のエンパイア・ステート・ビルディングの展望台での “すれ違い” を知っているでしょうし、その事を宣伝に使えることも考慮したのでしょう。

 

 

 

 


==「映画」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~205  省略

Film206 2020/11/30『ラストレター』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5b0a5db6da384e0b19a3edd160cc1342

Film207 2020/12/4 『桜田門外ノ変』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5bdf04540500a483665aaa89d062b52d

Film208 2020/12/12『キャプテン・フィリップス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/272e3cd3ff79bdf5e9c0a6439e0a095c

Film209 2020/12/21『キューポラのある街』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/188077157ae1dc14e20d838b4408b91b

Film210 2020/12/29『紀ノ川』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b7744c6145b5e2c4252b65d4e7fce27b

Film211 2021/1/8  『ザ・シークレット・サービス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/846675fb58e3211eecfd7d061e6fa53b

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Film213 2021/1/21 『Love Letter』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/552243317f059364271cc5596f177364

Film214 2021/1/30 『ロック・オブ・エイジズ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cc096aab04f210346481a1b37fb25583

Film215 2021/2/6  『あの頃、君を追いかけた』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9a56182d38cb7f72df21926bacc4a1c4

Film216 2021/2/15 『アバウト・ア・ボーイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c4d2465df98ff3511121b2d498a5f3e

Film217 2021/2/18 『鉄道員(ぽっぽや)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53bae22a1fd2ccef683631e2e798a64f  


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