11月30日 横浜の三溪園へ紅葉狩りに行ってきました。
三溪園は明治の富豪・原三渓(富太郎)邸跡。
ゆったりとした手入れの行き届いた日本庭園で、四季折々に花が楽しめる所です。
今は勿論紅葉狩りが目的です。
正門を入ると「大池」にカモがいっぱい遊んでいる光景が見られます。
「鶴翔閣」 明治35年三渓が住まいとして建てたもの。日本美術院の画家たち
横山大観、下村観山、前田青邨ら「三溪園グループ」が訪れていたそうです。
現在はさまざまな行事に利用出来る施設になっています。
「臨春閣」 江戸時代の建築。
紀州徳川家藩主が紀ノ川沿いに建てた別荘建築を移築。
「旧天瑞寺壽搭覆堂」
「亭樹」 屋根つきの橋の真ん中で、休み場があります。
「聴秋閣」江戸時代の建築。京都・二条城内にあったといわれる、徳川家光・
春日局ゆかりの楼閣建築。紅葉は早かったですが、美しい建物が印象的でした。
期間限定の特別公開中で、中の様子を拝見できました。
「春草蘆」 江戸時代の建築。織田信長の弟・有楽(うらく)の作といわれる茶室
「旧燈明寺三重搭」室町時代の建築。京都・木津川市の廃寺にあった建物。
秋の古建築特別公開中でもある三溪園は、明治・大正・昭和の実業家・原三渓の邸宅でした。
春に小田原の松永耳庵(じあん、安左衛門)と、益田鈍翁(どんのう)記念館を訪ねていますので
近代三茶人と称されるもう一人の原三渓の残したものを見たかったのです。
紅葉狩りの季節にここを訪ねられて、重要文化財の建物を数多く見学できたことがうれしかったです。
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