2018年2月14日 午前中、渋谷で映画を見て、午後、井の頭線、駒場東大前駅
から歩いて7分の 日本民芸館 へ行ってきました。
井の頭線への通り道にある 岡本太郎 の巨大壁画 「明日の神話」
原爆がさく裂する悲劇の瞬間…だそうで、惨劇を乗り越えた先にこそ「明日の神話」
が生まれるのだ・・・というメッセージだそうです。
日本民芸館 「棟方志功と柳宗悦」展
正門玄関
玄関を入った所 ぶらぶら美術博物館より
棟方志功の仕事風景 明治36年青森市出身 50代半ばで左目を失明
左;ゴッホが2番目に書いた「ひまわり」(1888年)芦屋のお金持ちが当時2万円で
買ったが、阪神大空襲で焼失。「白樺」に掲載されていたこの絵を棟方が見て
感激し、「わだばゴッホになる」と言ったのだそうです。
右;柳先生に認められ、アドバイスを頂きながら板画製作をするようになった。
柳宗悦に大絶賛された作品。基督(キリスト)53歳
世界の棟方・・・と言われるようになった作品
柳と棟方の出会いは昭和11年。その年、日本民芸館が開館し「華厳譜」が飾られました。
病床にあった柳を励ますべく造られた「心うた」
「今日もあり オホケナクモ」 今日もこの世にあることに
かたじけなくも、(ありがたいことに)全てに感謝しましょう・・・の意
道を挟んで西側に旧柳宗悦邸があります。水曜日に入館できました。
栃木県から移築した石屋根の長屋門(本館と同じく有形文化財)と
柳が設計した母屋からなっています。柳が72歳で没するまで生活していた所。
柳宗悦は、日常的な器にこそ普遍的な美が宿る。用いてなお美しいものが
いつまでも変わらない優れたものである。と 「用の美」「民芸」を唱えた人です。
先月、原田マハさんの「リーチ先生」を読みました。バーナード・リーチは、イギリス人
陶芸家、明治42年、来日し、柳宗悦、濱田庄司、河井寛次郎、などと友情を築き
白樺派の志賀直哉、武者小路実篤ら白樺派の文豪とも交流し、民芸運動に
力をつくして東洋と西洋の架け橋となった生涯を描いています。
亀ちゃん(亀之助)というとても役に立つアシスタントがいたのですが、この人のみ
架空の人でした。
「民芸」 の作品を見直し、雰囲気にふれて見たくて、民芸館へ行ったのですが、
リーチさんの物は、企画展があって、なにも見られませんでした。
それがちょっとザンネン。
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