1月6日 上野の東京国立博物館へ、初詣に行ってきました。
新春恒例の 「博物館に初詣で」 という企画が、1月2日から12日まで
新春にちなんだ展示・イベントが開かれています。
その一押しは、何と言っても長谷川等伯筆の「松林図屏風」(国宝)です。
これは絶対見落とせない展示で、毎年恒例にして上野へ通っています。
東博前庭の芝生にある羊の像~朝鮮の彫刻
2階国宝室 東博の中でも一番人気の「松林図屏風」
撮影禁止のカードが置いてなければ、カメラはOKですから、おおらかです。
墨の濃淡だけで靄のなかに浮かび上がる松林。風の音も聞こえてきそう。
この日2:00から、~40分間でしたが、地下でギャラリートークが行われるのを知り、
時間調整をして、聞いてきました。講師は特別展室研究員の金井裕子さん。
本物を見て、深い霧に沈む松林の奥に、かすむ雪山の稜線が見えましたか?
…などの分かりやすい説明と新しい発見の手掛かりを教えてもらいました。
黒田記念館
洋画家黒田清輝の遺言をもとに建てられた黒田記念館は、耐震工事のため
休館していたのが、2015年1月2日よりリニューアルオープンしました。
1年に3回、2週間づつ公開されます。
無料ですよ。
黒田記念館正面
黒田清輝像 黒田のアトリエ イーゼルと椅子
左; 読書 明治24年 サロン初入選作。留学中にパリ郊外の農村で
マリアビョウーという少女をモデルに描かれた作品。
右; 湖畔 明治30年 箱根の芦ノ湖で後の夫人をモデルに描かれ、
1900年のパリ万博に出品された作品。
「羊」が「大きい」と書いて「美」。ひつじ年は博物館の年です。
・・・とトーハクは言っています。
暇を作って今年も美術館へ足を運ぶことにしましょう。