4月29日
世界遺産 「天壇公園」 を見学。
「天壇」 とは皇帝が年に2回、天へのお祈りをしたところ。
3層の木造建築で釘を使ってない。「風水」的に最高の場所らしい。
「天」は中国人にとって昔から至上のもので、万物を支配する最高権威。
皇帝は、その天命を受けた「天子」であり、特権をもっていたのです。
古木から 「気」 をもらっている人たち。
1998年より世界文化遺産に登録されました。
外国のVIPが北京を訪問して、忙しい時間のなかでも、
必ず見るのは、万里の長城、故宮博物館、天壇公園 なのだそうです。
故宮博物館 (昔の紫禁城) 世界遺産
その前に天安門広場を見学。
50~100万人が集まれる世界最大級の場所だとか。
天安門には毛沢東の大きな絵(6×5m)が掲げられています。
中国のシンボルですが、絵は1年に1回同じ画家が描き改めるそうです。
故宮(紫禁城) の中の最も有名な建物である 「太和殿」
世界で現存する最大の規模と最も完備した木造建築です。
24名の皇帝がここでまつりごとをしました。
故宮の北側の 「神武門」 を出るとすぐ景山公園があり、牡丹の名所です。
まず公園の山の上に登り故宮全体をながめました。
紫禁城は映画ラストエンペラーの舞台ですので、初めて来たのに、
懐かしい感じがしました。もう1度映画を見てみたいです。
景山公園の3万株の牡丹はちょうど真っ盛り。
今回の旅で1番いい花を観賞できました。
因みに「北京市の木」は槐(えんじゅ=ニセアカシア)だそうで、
並木道の槐が咲き始めていました。
夜は 「京劇」 を観賞しました。
化粧支度風景
「カンフー」、「北京雑技」、「北京京劇」を見ましたが、
言葉の問題のない、物語も背景も知らなくてもいい
雑技が一番おもしろかったです。
4時間たらずで行ける3千年の壮大な歴史の宝庫、
エネルギーの充満している街角、
オリンピックを成功させた躍動感は十分感じられました。
今まで中国の地方ばかり歩いてきましたが、やっと首都を歩けました。
楽しい旅でした。